南の島物語

Web上で誕生日の公開は良いとは思わないが、それでも今日は誕生日だ。

断然、今日である。

そんな節目で、何故か原稿に追いかけられ、アタフタ。

なのに、女房殿は昼から、庭の大改造計画である。

しかし力仕事は私であるから、そりゃ容赦がない。

忙しいッチュウに、

「貴方～、ここに土埋めて～、その木をこっちに植え替えて。

穴を掘って、砂利を敷いて～。

ここをコンクリート固めたいから～、セメント買ってきて～」

「おいおい、オレ仕事が・・・。アワワ、アワワ、誕生日だから、もそっと」

まるで自分本位。

もっとも35年以上連れ添ってるのだから、もう慣れっこだが。

そんなんで夕方になってしまう。

夜は6時から町の会議があり、駆り出され帰ったのが8時過ぎ。

遅い夕食になってしまった。

そこで待ってたのは女房殿と宣子ちゃんが（娘みたいなもの）作った誕生ケーキ。

そして、昼間に届いていた「介護保険被保険者証」と、銀行から年金の口座指定のお礼状。

おいおい、俺が介護保険かよ～～。

年金なんて、嬉しくネ～ゾ～。

そこに孫からの電話。

「ジイジ～、お誕生日おめでとう」

嗚呼、嬉しいやら悲しいやら。

それでなくても禁酒中。やけになってケーキを食べたら、胃が痛くなった。

「誕生日　翌日からは　また平穏　黄泉に一年　近づいただけ」

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