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南の島物語

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2010.12.20
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カテゴリ:ジギング
パームス(アングラーズリパブリック)のHPに、新しいメタルジグ『ブギウォーク・アライブ』を使った新しいジギングスタイルとして、フラップジャークの事を記した。

これがジギングファンの皆さんには、けっこうの興味であったらしい。

このジャークスタイルは、以前からやってはいた。しかし、時期によってディープゾーンを攻める、私の島でのジギングスタイルでは、水温の低い比較的浅い所に魚が入っている、低水温時期限定のジャークなのである。

当然、島での通常のジギングは300グラム以上を使う(あくまでも私の場合だが)。

ただ、これらのジグをメーカーとして発売した場合、一般的な近海のフィールドでは使い難い。当然に、この重さのルアーを作っても売れないルアーになってしまう。

そこで、ネーチャーボーイズの鉄ジグや、パームスのブギウォークアライブなど、私がデザインしたり、私の意見のもとに作ったメタルジグは、他所で使うようにはデザインされるが、この一般的に発売されたものは島では使い難い事になる。

其れを克服すべく、昨年あたりから軽いメタルジグで如何に深いゾーンを責めるか?、これが私の課題であり、島のジギングの苦労でもあった。

しかし、その軽いメタルジグで如何にディープゾーンを攻略するか?だが、この苦心が逆に功を奏した結果になったのだ。

200メートルの水深であっても無理にボトムは取らず、ベイトの反応のあるゾーンを丁寧に攻める。

要するに200~300メートルもラインを出し、潮流の屈折によるラインの撓みにも、十分に対応し結果が出せるようになり、そのスタイルが確立されてきたのである。

papa

そして、国内の他のフィールドでも、よりボートからメタルジグを遠くに置いて、斜めになったラインを効果的に動かす、このフラップジャークが圧倒的な釣果を引き出し、アングラー達の眼を引いたのである。

宮城沖のジギング取材では、サイズ的には不満だったが、他船が船中で10~20尾程度の中で圧倒的に数を釣った。

初日などは、私一人で50尾を超える。船中でも100尾前後であろうか。


そして、その後の島のカンパチジギングでも、来島アングラーが驚くほど圧倒的に釣れた事も多い。


ただ、魚影の濃い島であっても何時も釣れる訳ではなく、其れは厳しく、全く釣果が望めないような時もある。しかし、そんな時でも、このジャークは、ある程度の魚を出してきたのである。

papa1


そこでだが、一口にフラップジャークといっても中々判り難いのと、何人かの問い合わせがあったので、このジャークの基本的な事を記すことにした。


フラップは旗がバタバタとはためく様を言うのだが、このジギングの場合は腕を伸ばし上下にバタバタさせたような感じである。

まあ、判り易く言えば、団地のベランダで洗濯物や布団を干している奥さまが、シーツか何か埃りを落とす為に、腕を伸ばしてバタッ、バタッ、と振ってるような雰囲気だ。

ボートの上で、ロッドを持ち、腕をラインの出ている方向に向けて伸ばし、両手を跳ね上げるように(埃を払うような)、しかしユッタリと跳ね上げ過ぎず、あくまでもルアーを泳がすように意識しながらジャークするのだ。

あくまでも、水深が50~60メートル当たりであれば、100~160g。100メートルアタリであれば160~200g。それ以深であれば、200~300g。

お勧めは、『ブギウォーク・アライブ』『スイムバード』『スイムライダー・ショート』

これが目安で、あくまでも軽めのジグでユッタリとやる事だ。

11_12_20_papa2.jpg


腕を伸ばすという事は、長いロッドが向くという事も言えるが、腕はあくまでもクッションの役目である。5.2~6.5フィート程度のロッドであれば十分だ。

ラインの方向に伸ばす事が肝で、真下にラインが言ってる場合などは、当然水中にロッドが入ってしまい、やり難くはなる。あくまでも基本は前方方向だろうか。


もっとも、ブログ上では判り難いので、このジャークを覚えたい方は八丈島にジギングで来て欲しい。何時でも一緒に乗船して、このジャークを教えます。聞くより見た方が覚えが早いだろう。

お問い合わせはパパズインに。

04996-2-3888    メールは info@papasinn.com






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最終更新日  2010.12.20 14:41:43
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