カテゴリ:釣りのエッセイ
近年、日本海で色んな深海の生物が上がったとか、 カツオが全く不漁だったとか、 北海道のオホーツクでブリが釣れたとか、 普段、その地域の自然環境に、珍しい出来事が、 メディアに大きく取り上げられるようになった。 確かに、少しずつだが温暖化傾向なのか?、 気温も上昇傾向にあり、海水温も然りのようだ。 ただ、私が会員であるCEIS「社団法人・環境情報科学センター」での、 学者さんの話などは、メディア程の大げさなものではない。 必要以上に騒ぎ立てる事への問題意識の方が強いだろうか。 むしろ、もっと長期的な観点からの、それも個別の街作りとか、 里山の保全とか、どっかの途上国の森林開発、漁場管理の在り方、 そんな個別の事を取り上げデスカッションするので、その論文などを見ると 例えばだが「埼玉県におけるクールスポットの効果と住民認知」こんなテーマになる。 判り難い話になったが、地道に、細かい事から、長期的視野で、 論議されることであって、ワイドショー的に騒がれることではない、 と云う事だろうか。 そんなことを考えると、確かに環境的に深刻なこと、 危惧される問題は世界中にあるのだが、 上記した問題は、その時々の気象条件、海流条件、によるところも 大きいと云う事になる。 確かにカツオの不漁などは、気象条件の他に、 近隣国の急速な経済発展から、大型漁船の建造と相まって その大型巻き網船で、日本近海に遡上前のカツオを取られてしまう話など 人為的なこともあるだろうか。 北海道でのブリ豊漁は、海水温の上昇で見られる傾向だろう。 しかし、それを、あまりにも天変地異として、 大騒ぎするメディアの方が、社会に対しての影響力を考えると 恐ろしいような気もする。 今年のカツオの不漁に関しても、 八丈島でも、漁師さんたちは、その年々の不漁は言われるが、 そのぶん、キンメダイ漁に精を出す(一昨年あたりから、キンメダイが豊漁)。 まあ、私のように、単に海に遊ぶ釣り好きから、 多少で環境問題に興味を持ち、 そこからの聞きかじりの知識で考えると、 「美味しいブリが北海道で釣れる?、そりゃ釣りに行きたいワイ」 不謹慎かも知れないが、これが本音だ。 18世紀にイギリスで始まった「産業革命」そこから、 経済発展と共に環境浸食が始まったとされている。 しかし人間は、社会が進化すればするほど、 その共存に力を尽くしてきた。 それは日本の高度成長期も然り、そして今、 途上国、特に大きな人口を抱える中国やインド、 そしてブラジルや、今度はアフリカであろうか。 人間が豊かになれば成るほど、環境負荷が多くなるのも当然だ。 そんな大きな時流を、地球環境のサイクルで捉え、 そのなかで、個々が何をできるか?だろう。 オイラは、海が好きだ。釣りが好きだ。 魚を食べる事も大好きだ。 毎日のように海を眺め、釣りをする。 その中で、自分のできる事をすれば良い。 自然に、気使いする心があれば良い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.05.06 16:23:51
コメント(0) | コメントを書く
[釣りのエッセイ] カテゴリの最新記事
|
|