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テーマ:たわごと(26841)
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先日、家族で民宿のお風呂に行った。
そこは、海の側の崖っぷちにたっている。 泊まり客の他、お風呂だけ入りに来る人も多い。 なぜなら、そこのお風呂にはいると海が一望できる。 空の青さ、海の青さ、、、 小さな露天風呂がある。 夫と子ども達は3人でよく出かけていたが、もともと銭湯、温泉好きでない私は、いつもお留守番していた。 この夏、温泉に目覚めた私はめずらしく家族にくっついていった。 話には聞いていたが、景色は最高。 まあ、夕方で薄暗くなっていたが。 いつもは男衆3人で何度もでかけていて、きっと夫は妻に逃げられてしまった可哀想な人と思われていただろうに。。。 そこに若い嫁が来た!なんてことは誰も思わないだろう。 話には聞いていたがここまで景色が良いとは、、、ちょっと感動した私。 広くはないので10人もはいれば、せまいが泊まり客の食事時間が近かったせいか、気がつけば私ひとりになっていた。 人に見られたくない私としては(誰もみてないといわれるが)タオルで隠すこともせず、歩き回れるというのは大変嬉しい。 未だ、見られることがイヤな私は銭湯にいっても、精神的にもゆったり~なんてできない。 ゴキブリのようにそこでは動きはきびんかもしれない。 このお子様サイズの胸だけは隠している。 人がいなくなったのをいいことに私は2畳ぐらいの広さの露天風呂にいった。 外はすっかり暗くなって、星がきれいに輝いていた。 なんだか裸で海にいるような錯覚におちいる。 右側に垣根があって、、、きっと対照的に男湯があるんだろーなーなんてぼんやり思っていた。 月明かりだけなので、ほとんどまっ暗。 突然、隣から影がうつった。隣の男湯から影がニューッと伸びてきた。。。 え~~~っ!!誰かいる~~~! こういうときは声がでないものだ。 私は痴漢にあった友人にたいして 「大声だせばいいじゃない~!」なんてぬかしていたが、いや、驚いた時って声がでないってのは本当だと思った。 向こうも別に人がいるとは思っていなかったと思う。 多分、こっちは女湯なんだろうなーというかるい気持ちだと思うのだが、、、 どうせ、暗闇だし、見えないしだろうし、、、 ただ、私はここに人がいないようにみせかけようと息を殺してじっとしていた。。。 そのうち、夫と子どもの声が聞こえてきた。 外がやたらうるさくなった。少しほっとしたが。。。 もしかして、こっちに連れの人がいたのかもしれないし、、、 悪気はなかったと思う。。。 でも驚いたのは事実。 あとであがって夫にきいてみた。 「ねえ、あなた達が露天風呂にはいったときに先客いた?」 「ウン、若い男の子がひとり。。。」 「いや、なんかね、女湯のほうが気になっていたのか、ちょっとのぞいてたみたい。。。」 「そりゃあ~、気の毒だわ。 一歩間違えれば海に落ちちゃうのに。。。そんなにして見てもあなたの身体では割にあわないね~。」 そりゃー、私もそう思うよ。でも、そういう問題? これって、たいした問題ではないのか??? この話を友達のFママにしてみた。 「のぞいてた人がいた?で、どうしたの?」 「いや、、、どうもしないけど。別に私を見たかったわけではないだろうし。。。」 「あたしも、昔あったよ。銭湯で。堂々と女湯の着替えをのぞいているおじちゃんがいて、、、」 「え?!いつ?」 「まだ10代のころだよ!母親にとめられたけど、服を着て番台のおばちゃんに文句言いに行ったよ!。」 「すごいな~。それって他の人も気がついてた?」 「みんな分かってたけど、なにも言わなかったんだよ。」 「あなたって、勇気あるね~!」 「だって10代よ!まだ、ぴちぴちの!許せないっ!」 Fママ、とおーい昔を思い出して怒りがこみ上げてきていた。 「結局、お代はいいですって只になったけど。」 「え~っ!みんな、見られた人が?」 「違うよ、言いに行ったわたしだけ。」 「え~っ!それは変だな~。やっぱり言ったモノ勝ちぃ?!」 私、多分、若くても言えないと思う。。。。 意外と言いたいことを言えそうで実のところは泣き寝入りすることも多いから。 やっぱり、Fママは昔から本能のままに行動する人なのだと改めて、この人のすごさを思い知った。 「じゃ、私もあのときに露天風呂をのぞかれた~って大騒ぎしたら只だったのかねぇ?」 「そうなんじゃない?」とFママ。 でもねー。言えなかったわ~。被害妄想の気があるんじゃない?!って言われそうだし。。。 実際、暗かったしね。 「見えてたら、むこうが訴えてくるかもな。。。。 必死でのぞいてこれかよって。あ、でも背中しか見えなかったって思ってるかもね。。。」と夫。 夫よ。そこまで言うか。(反論のことばなし、、、) 私はそこまでクビがまわらんて。 この場合、暴れたもん勝ちだったのかなーと。 いや、ちょっと奥さん驚いたって話だったんですけど。 痴漢にでくわしたことのない私には貴重な体験だったかしらと。。。 いや、嬉しいわけではないんですけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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