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テーマ:小学生ママの日記(28656)
カテゴリ:こどもの話し
昨日は家庭訪問。
ずっと前から恐れていた。 長男(小5)の担任の先生は40代の男の先生。 学年主任だ。 これまで女の先生にしかうけもってもらっていなかった長男。 今年の春にN先生が担任になったと聞いたときに愕然とした。 評判が恐ろしく悪い。 自分が遠巻きに見ていたときには、なんだか恐ろしく威圧感のある人で子ども達も恐れている?! そんな気がしていた。 知り合いの人で、自分の子をN先生にもってもらったときには最悪だったと耳にいれてくれた。 なるべく先入観はもちたくない。 そして、例え自分が苦手なタイプだと思っても子どもに悟られたくない。 4月の授業参観に行ったときの授業のスピーディさにおったまげた私。 自分の世界にはいってしまう我が子だが上の空になる暇もない。 その日、帰ってきた息子に聞いた。 「あんた、授業、ついていける?いつも、あんなにポンポン進んでいくの?」 「まあね~。」 「お母さん、難しくてついていけないかも・・・N先生は頭の回転が速いよねぇ。」 「うん。最初は疲れたけど慣れたよ。」 ほう・・・慣れたのか・・・ でも授業ができなくなるような学級崩壊はまずありえない。 ただ、私が授業を受けるとすればいやだなぁというのが正直なところだった。 そして家庭訪問が近づくと段々ブルーになってきていた私。 私の友達Cちゃんの子どもは女の子で長男と昨年クラスが同じだった。 しっかりした女の先生だったのだが、ちょっと細かいところがCちゃん親子には今ひとつだった。 我が息子も軟弱なところをかなり指摘された。 さすがに何度も言われたらいつもは頷く私だが、ついつい息子の肩をもつ親ばかになってしまったことがあった。 今年になってCちゃんの娘さんは年配の先生にかわったのだが、家庭訪問を終えたとたんに先生を絶賛するメールがきた。 そう・・・ よかったね・・・ なぜだかブルー。 そう。 まず、N先生は玄関から先には一歩もはいらないそうだ。 うち、玄関、ものすごーく狭くて暗いんですけどぉ・・・ それでもしつこくすすめるか?! まず、その玄関先でのそれが苦痛。 我が家のようなアパートの玄関では通用しませんぞ! いかに中に通すか・・・・ 私の課題だった。 そして昨日、予定通りの時間ぴったりに担任はやってきた。 長男に分からないから家の前で立っているようにと言わたそうな。 緊張のあまり、私もそわそわ。 結局、長男と次男と私、3人で外で待っていた。 車から降りた先生にまずは挨拶ね・・・ 「いつもお世話になってます~。」 深々~と頭をさげあげると 先生、挨拶が終わるか終わらぬうちに話し出した。 「あ、おれ、一周したんやなぁ~。」 あんた、普通はそこで自分も挨拶するんとちゃうん?! とりあえず玄関のドアをあけて 「狭いですが中にどうぞ・・・」 お茶の準備しなきゃ! 奥に入っていった私。 「先生、中にどうかおはいり・・・」 また言い終わらぬうちに・・・ 「げんかん、げんかーん!」 そう言ってドカッと座ってしまっていた。 お茶を準備している私に向かって 「まだ、喉かわいとらんって~。」 そりゃ、3件目だから、そうかもしれなが・・・・ なんだ・・・・?!この緊張感のなさは・・・? 私はお前のことは知っているが ← お前呼ばわり?! お前、私のこと知っているんかい?! まあ、執行部には入っているが、あんた私と息子が親子って知らないっしょ? 座られてしまったのだが、玄関のドアは開け放してある。 さすがに閉めると暗いもんな。 「学校で、どんな感じでしょう?」と私。 「今日は、家庭のことを聞きにきたんやぜ。」 あんた、私の友達? 先生と言うより・・・ その辺のおっさん。 「まぁ、発表もするし、忘れ物もないし、がんばってるんじゃないかな。」 「え?!そうですか?でも、軟弱なところがありますよねぇ?!」 「でも去年からみたら、体力もついたし~、最初の頃は発表して反対意見とか出るとウルッとするところもあったけど・・・ 泣くな!って言うと最近は泣かんようになってるよ。なかなかおもしろい発表もするし・・・ 良い感じでクラスがまとまってると僕は思ってるよ。」 どこまでも丁寧語はつかわん先生だが、褒められてるなぁ・・・ 意外!! 「で、家ではどう?」 また気楽に聞きやがる。 こっちもなんだか緊張しなくなったぞ・・・ 「家で言うことをきくよい子なので(親ばか)学校で何か悪さをしているかと思ってましたけど・・・」 「いやぁ、そんなことはないね。」 「家ではN先生の授業のテンポが速いからついていくのが大変だね!って言ってるんですよ!」 「あ~、あれは授業参観用ですから。 ひとりでも余計にあてたいもんでね。 彼にはまだ物足りないくらいじゃないかなぁ・・・」 うそ。。。。 そんなに評価してくれているのか?! 「せっかくいいものを持っているから伸ばしてやりたいって思ってるんやけどね。」 なんだか・・・驚きだ。 ちょっと人の話はアテにならないと思った。 確かにN先生にもってもらいたいと言うお母さんもいた。 こどもがしっかりするからって。。。。 確かに子ども扱いというよりは、ひとりの人間としてみているような気がする。 知り合いの嫌っていたお母さんの子は忘れものばかりしていて、そのことについて学級会で どうしたら忘れ物をしなくなるかについて話し合いをしたというのだ。 そのお母さんは我が子が見せしめにされたと腹をたてていたが・・・ みんなが純粋に忘れ物をしないようにするには・・・っていう話し合いだったのかもしれない。 なんだか気楽だし、男の先生っていいかも・・・・ ただ息子はN先生に対して少し緊張すると言っていた。 よし、このことも冗談っぽく言ってやるか。。。。 「うちの子、先生にものすごく緊張していて先生とお話できないんじゃないですか?」 「え?!なにを・・・今朝も話してたし、何が話せんって~?!」 そうか・・・ おしゃべり長男、なんだかんだ話してるのか。。。 ちょっと安心。 「軟弱なところもウルッとくるのも良くなってるから!」 はい、そうですか。 「気の優しいのは私に似たもので・・・」と私。 「ふっ。否定もしませんが、肯定もしませ~ん。」 さいですか。 やはり人は話してみないと分からないものだ。 最後まで気どることなく、その辺のおっさんのままで帰っていった先生。 なんだかホッとした。 なんだか、今度あったらギャグもかませそうだ。 ← 何目的?! ただ・・・ あんた、名前に君付けしたのはいいが・・・・ 夫の名前で呼ぶんじゃね~よっ! 名前を間違えるなんてタブーだろ・・・ 普段、上の名前で呼んでるから仕方ないか。 恐いようで抜けている先生。 どこまでも失敬なやつだった。 安心しきった私に更なる試練が訪れることはその時は知る由もなかった。 そう次男のことはまた明日。 もうはい上がれないかも・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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