「首相案件」文書、愛媛知事「備忘録」と存在認める
朝日新聞 2018年4月10日23時34分
引用元：https://www.asahi.com/articles/ASL4B5RS3L4BPTIL01J.html
学校法人「加計（かけ）学園」の愛媛県今治市への獣医学部新設計画で、同県の中村時広知事は１０日、県や市の職員が２０１５年４月に首相官邸で柳瀬唯夫首相秘書官（当時）と面会したとする文書について、県職員が報告のための備忘録として作成したものと認めた。文書には柳瀬氏が「本件は、首相案件」と述べたと記されている。１１日の衆院予算委員会の集中審議で野党側は追及する方針。
・・・
記事を要約すると
加計学園の獣医学部新設をめぐり愛媛県知事が10日、記者会見を開いた
- 2015年4月に県職員が首相秘書官と面会した際の備忘録として作成したものと認めた
- 安倍総理と学園の加計孝太郎理事長が会食した際、獣医学部新設計画について話を交わしたとうかがえる記述があった
会議の備忘録として書いた
加計学園の愛媛県今治市への獣医学部の新設計画で、愛媛県の中村知事が県や市の職員が２０１５年４月に首相官邸で柳瀬首相秘書官と面会したという文書について、県職員が報告のための備忘録として作成したものと認めた。
文書には柳瀬氏が「本件は、首相案件」と述べたと記されているが、中村知事はこの報道を受けて職員らに聞き取りをした。そのうちの１人がこの文書について自分が書いたものだと認めたという。報告をするためにつくったメモだったということだ。
中村知事はこの記述の真実性については、「職員が文書をいじる必然性はまったくない。全面的に信頼している」と述べた。
肝心の秘書官であった柳瀬氏は「自分の記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはない」ということだが、
こんなことがあるのでしょういか？無理筋だ！
「外部の方に対して、この案件が首相案件になっているといった具体的な話をすることはあり得ない」と言っている。
外部の方と妙な言い方をしているが、会っている時は内々の話だと思っているわけで、そもそも外部だと思っていないのでは。
中村知事が記者会見をしたが、それを受けて柳瀬氏に取材をしてもコメント通りとしている。
ポイントは「自分の記憶の限りでは」と条件を付けているところがミソのようだ。
いかにも官僚の答弁であって、会ったと言われても仕方がなく、通用しない話である。
立憲民主党など野党６党の国会対策委員長は、愛媛県側との面談に出席した柳瀬氏らの証人喚問を要求すうことで一致した。
文書の内容
２０１５年４月２日、愛媛県と今治市の職員と、加計学園の幹部が官邸を訪れて当時の首相秘書官だった柳瀬唯夫氏、それから内閣府の藤原豊地方創生推進室次長に会った時の発言が備忘録としてまとめられている。
柳瀬氏の発言として、「国家戦略特区でいくか、構造改革特区でいくかはテクニカルな問題であり、要望が実現するのであればどちらでもいいと思う。現在、国家戦略特区の方が勢いがある。」と記されている。
藤原氏の発言として、「要請の内容は総理官邸から聞いており、県・今治市がこれまで構造改革特区申請をされてきたことも承知。」
「国家戦略特区の手法を使って突破口を開きたい。」
「かなりチャンスがあると思っていただいてよい。」などと記されている。
ターニングポイント
今治市は０７年から１４年にかけて愛媛県とともに「構造改革特区」で獣医学部新設を計１５回提案しているが採用されなかった。ところが、柳瀬氏、藤原氏との面会から２か月後の２０１５年６月、首相肝いりの制度である「国家戦略特区」での申請をすると一転して新設計画が認められた。
柳瀬氏の発言からも国家戦略特区で行くんだという方向に誘導されたという印象すらある。
４月２日の面会で一気に流れが逆転、まさに、ここが大きなターニングポイントになったということだ。
首相答弁崩壊も
また、県職員が作成した文書には、「先日安倍総理と加計学園理事長が会食した際に、下村文科大臣が加計学園は課題への回答もなくけしからんといっているとの発言があった」と記されていた。
つまり、会食の席で下村文科大臣の発言が話題になり、
そのときにはすでに、加計学園の獣医学部開設をめぐって、文科省はかなり加計学園に対して不満を持っており、どうも自分たちの要求を満たしてこないといった話が会食の席に伝わったということだ。
ということは、会食では前提として獣医学部新設計画について話をしており、安倍首相はそれを知っていたということになる。
２０１５年４月２日の面会の前に、実は安倍首相と加計学園理事長が獣医学部新設計画について話をしていたという蓋然性が極めて高くなる。
文科省のある元幹部によると、獣医学部の開設を希望する加計学園と文部科学省は水面下で交渉を続けていたのだが、満足な回答がなかなか出てこなかったという不満があったという。まさに、文書の中の「安倍総理と加計学園理事長が会食した際に・・・」との記述はそうした状況と符号する。
一方で、安倍首相は獣医学部開設を知った時期について、国会で２０１７年１月２０日の国家戦略特区諮問会議で加計学園を事業者に決めた後で知ったと答弁している。さらい安倍首相は加計孝太郎氏からの計画の相談や依頼については一切なかったと言っている。
関連サイト
・加計学園を巡る愛媛県作成文書の面談記録全文 - 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201804/CK2018041102000126.html
・柳瀬氏らの国会招致、容認で一致 自公幹部 - 朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASL4C3CPBL4CUTFK00C.html
・首相案件文書で安倍首相の虚偽答弁が決定的に！ 安倍首相と加計理事長が会食で獣医学部新設を相談していた - 株式会社ロストニュース
http://lite-ra.com/2018/04/post-3943.html
人気のおすすめスティック型掃除機
サッと手軽にお掃除
SHARP シャープ EC-AR2SX-N コードレススティックサイクロン掃除機 「RACTIVE Air」
価格 58,380円（税込）
送料無料
キムラヤ楽天市場店
●最大の特徴はその軽さにあり、スティック掃除機の中でも1.5kgとかなり軽い。
●コードレスでバッテリー式、バッテリーも2つあるので長時間の掃除も可能。
●「弱／強」ボタンを押せばワンタッチで運転音と消費電力を抑えた「弱モード」になるので、夜間や早朝でも運転音を気にせず快適にお掃除。
●毎分最大約10,000回の高速振動でふとんに付着した花粉やハウスダストをたたき出して強力に吸引する「ふとん掃除パワーヘッド」。
●ダストカップやフィルターは、簡単に取り外しでき、まるごと水洗いができます。 |
 新生活特集2018 新生活向け家電 |
