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カテゴリ:本
『陰陽師 龍笛ノ巻』夢枕獏/文春文庫
ISBN4-16-752813-4 一日といいますか、先週の木曜に仕事の帰りに買って、その日のうちに読み終わってしまいました。もったいないーーー! 内容は・・・平安時代の天才陰陽師・安倍晴明ものです。タイトル見れば解りますね。すみません。 このシリーズ、晴明ももちろん魅力的なのですが、脇を固める博雅、敵役のはずの●●導師や、ライバルの(はずの)陰陽師・賀茂(の長男)ちゃんたちもとてもとても素敵なのである。 「どいつもこいつも、えー漢(おとこ)やなー」ってな感じですな。 しかも!!今回は猫好き悶絶の可愛い猫又登場ですよーーー!! 突然ですが、中身は短編が5編です。 「怪蛇」:意外と印象が薄い。電車の中で読み終わったからか?? 「首」:恐い。解決するまで風呂に入れないTっT 「むしめづる姫」:別の意味で恐い。そんなデカイやつは勘弁して欲しい。うなされるよーーー! 「呼ぶ声の」:これから桜の季節を迎える関東以北の方には風情があってよいですな。 「飛仙」:なんとも可愛いじい様に乾杯! このシリーズは言わずと知れた岡野玲子さん(字が違ってたらごめんなさい!)の漫画と、こちらの原作と甲乙つけがたく両方ともとても好きです。 お二方とも作品をこよなく愛しているからでしょうか。 いわゆる「原作」と「漫画」の関係よりもすばらしく進化した作品だと思います。 小説の『陰陽師』が好きで、漫画にアレルギー反応の出ない方は是非是非漫画も読んでみて下さい。 そういえば、映画で晴明を演じた野村萬斎さまもすばらしく魅力的でしたなー。 夢枕獏さんの公式HP『蓬莱宮』 http://www.digiadv.co.jp/baku/index.html 全部楽しむには、会員登録が必要だそうですヨ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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