デジタルビデオカメラも、ずいぶん変わりつつあるようです。
当然かもしれません。日本初のデジタルビデオカメラが、1995年にソニーから発売されて以来、もう11年にもなるのですから。
現在のトレンドは、記録メディアにハードディスクやDVDディスクを使う、というところでしょうか。売り出されたばかりのころは、画質が悪い、バッテリー消費が激しいなど、いろいろと問題があったようですが。
それに、ハードディスクやDVDディスクを記録メディアとしたことで、メカ的な問題も起きやすく、ハード的なトラブルも多かったようです。
やはり、開発されて11年も経つDVテープの方が、一日の長があるのでしょう。
それでも、パソコンやDVDレコーダとの連携の良さ、頭出しが簡単にできる、上書きの失敗が起きにくい、テープを駆動するメカがいらないので小型化できる、といったメリットは、とても大きいものがあります。
最近は、画質の面でもメカ的な面でも、だいぶ改良されてきています。
少し、代表的な種類を挙げてみましょう。
ビクター GZ-MG505(ハードディスク) (価格順)
サイズ 74(幅)×73(高さ)×125(奥行き)mm 重さ 約450g (本体のみ)
ビクター GZ-MG77(ハードディスク) (価格順)
サイズ 68(幅)×69(高さ)×109(奥行き)mm 重さ 約430g(本体のみ)
ソニー HDR-UX1(DVDディスク・ハイビジョン) (価格順)
サイズ 76(幅)×89(高さ)×165(奥行き)mm 重さ 660g(本体のみ)
日立 DZ-HS303(ハードディスクとDVDディスクのハイブリッド) (価格順)
サイズ 66(幅)×92(高さ)×143(奥行き)mm 重さ 485g(本体のみ)
あとは、いろいろな機種を調べるのに、
ビデオカメラ・デッキ市場を見ると簡単です。
記録メディアがハードディスクやDVDディスクの場合、たいていは、メモリーカードも使えるようになっています。制止画撮影で気軽に使えるように、という意味もありますが、動画もメモリーカードに書き込める機種もあります。
特にハードディスクの場合、故障などでせっかく撮った貴重なシーンがすべて読めなくなってしまうこともあります。たいていは大容量なので、非常に大きな損害となることも考えられます。
なるべくこまめに、メモリーカードやパソコンなどにバックアップをとっておくことが大切だと思います。
そうした短所を補うためでしょう。最後に挙げた「日立 DZ-HS303」は、ハードディスクとDVDディスクのハイブリッド機になっていて、ハードディスクからDVDディスクにコピーができるようになっています。本体だけで、バックアップが取れるわけですね。