今回紹介する ONKYO GX-70AX が発売されたのは、なんと1999年です。
それから長いあいだ、オーディオマニアでも納得できる高音質のアクティブスピーカーとして、いまだに販売され続けています。
現在は、後継機として、GX-70HD も売り出されています。
でも、GX-70AX は、価格が安くなってきたこともあって、いまだに強い人気を保っています。
絶えず新製品が売り出され、入れ替わりの激しいパソコン周辺機器の世界で、これだけ長期間にわたって販売し続けられ、しかも人気を保っている商品は、非常に少ないはずです。
限られたスペースのなかで、どれだけ豊かな音の世界を実現するか、これがオーディオブランド「オンキヨー」(ONKYO)の基本姿勢です。
その基本姿勢の結晶とも言える GX-70AX は、確かに素晴らしい音が出ます。
実際に聞いてみると、中高音の抜けの良さと、大きさからは予想できないくらいの豊かな低音には、感動を覚えるくらいです。
発売当初は高価で、明らかに高級品というイメージだったのですが、現在では、かなり低価格になってきています。
後継機の GX-70HD は、高性能ツイーターを搭載していて、音楽配信サイトの「e-onkyo music」で扱う、24bit/96kHzのハイクオリティ楽曲(ONKYO HDサウンド)を、100パーセント再現できるように設計されています。
しかし、 HDサウンドを利用しない場合、GX-70AXで充分過ぎるとも言えます。
価格がこなれてきた GX-70AX は、今が買い時かもしれませんね。
新製品の GX-70HD のほうが、より高音質なのは、間違いないと思いますが。
なお、GX-70AX、GX-70HD には、ホワイトタイプとブラックタイプがあり、型番はそれぞれ、GX-70AX (W) とGX-70AX (B)、GX-70HD (W) とGX-70HD (B) となっています。
ONKYO GX-70AX (価格順)
ONKYO GX-70HD (価格順)