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テーマ:お勧めの本(7220)
カテゴリ:弁理士試験
最近、口述向けの話題が多かったので、ここらで来年向けの話題を。
法学書院のHPで、事例問題集が出たのは知っていたが、なかなか実物を手にする機会がなかった。今日の昼休みに近所の本屋に行ったら置いてあったので、パラパラと中を見てきた。 必須3科目で合計89問の事例問題と模範解答(全文書き)が載っている。問題は、論文式試験の過去問が8割、オリジナル問題が2割といった感じだった。模範解答は、近年の合格者が作成しているようで、その中の一人は私と同期合格の方だった。面識はほとんどないが、答練の上位常連者で名前に見覚えがあったからすぐに分かった。 法学書院のHPでは、「解答例は,試験時間内に書ける文章量を意識して作成 」と書いてあるが、本試験で初めて見る事例問題の場合、事案分析と答案構成にそれなりの時間を要するので、あの分量の答案を書くのはちょっときついと思った。特に1問あたりの時間が少ない特実では。 といって、参考書代わりになるほど詳しく論述されているわけではなく、解説も少ないから、あくまで知識のインプットは終わっているのが前提のようだ。 やや中途半端な感じが否めないが、類似の問題集も少なく、受験機関のレジメからすると破格の安さ(3570円)は評価に値すると思う。 その隣にあったのがこの本。第1版が昨年2月に出版されたばかりなのに、既に改訂版が出版。執筆者はそうそうたる顔ぶれ。内容的に受験に直結していない部分も多く、価格も少々高い(12000円)が、知財の分野で仕事をする人にはちょっとした調べものならこの本だけで済んでしまいそうなくらい、内容は充実していた。 事務所で買ってくれないかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.10.12 00:57:36
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