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オランダ ネーデルラントより

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2005年11月04日
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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:カテゴリ未分類
いやぁ~、今週は散々な目に。
まず、月曜日の朝から、コンピューターがクラッシュすることから始まった。
今週は、プロジェクトのピーク。
来週から、ほっと一息つけると思ったのに。
なんで、こんなときに(怒)!
一応、バックアップのコンピューターが稼働して、
無事書類の送付完了。
コンピューターを修理にだす。
かと思ったら、プリンターはおかしくなる。

「2度あることは、3度ある」
3度目はなんだ??
と思ったら、自転車が盗まれた・・・!
ヤラレタ・・!

アムステルダムに行ったことのある人なら、気がついたかと思う。
やたら、クラシカル?な、ビクトリアン調?というか、
日本では、まずお目にかかれないようなボロボロの自転車が
立派に現役として、使用されている。
あれは、通勤・通学用のボロ自転車。

いざ、バケーション、長期自転車旅行となると、
1000ユーロ、2000ユーロ以上もする、
サンサンと輝く高級自転車を、物置から出して、使うのだ。

ピカピカの自転車が、町中闊歩・走破しているほど、
安全なのだ。
住む町が安全かどうかの目安として、オランダ人の友人達が、「
教えてくれた。

我が町は、安全なので、油断していた・・!
油断大敵ですね。
カギは、2個しっかりかけましょう。

早速、自転車屋へ。
いつもの修理屋の自転車屋へいって、値踏み。
日常使うのは、通勤・通学、子供の送り迎えようの、
「ママチャリ」タイプ。
聞けば、900ユーロもするという!
現時点で、1ユーロ=139.688644。
なので、約12万5千720円!
日本でのママチャリの全国平均価格は、知らないけれど、
12万もしないと思う。
まぁ~BMWのマウンテンバイクとか、レース用だったら、
それ以上はするだろうけど。

ところで、ママチャリタイプのオランダの自転車は、
男性用自転車は、herenfiets
女性用自転車は、damasfies

そこで、中古を探すことに。
いつも、買い物をしているC1000(セーダウゼント)
の「売ります・買います」コーナーに広告をだす。

「ばいばいネット」
http://www.baibainet.com/
というオランダ在住日本人ならだれもが知っている
老舗サイトがある。
「売ります・買います」コーナーがある
というか、多分これが主要業務として、始まったのかな。
アムステルダムやアムステルフェーン近郊に住んでいれば、
とても便利なサイト。

でも、ほとんどアムステルダムフェーンの近郊だし、
遠方からは、引き取りにいくのが大変だ。
うちのクルマは、自転車用フックがついていないから、
電車で取りに行くことになってしまう。

アムステルダム近郊に住んでいなければ、
よくいくスーパーマーケットを見てみよう。
「Te koop/geraagd」という掲示板コーナーがあるはずだ。
そこで、広告を出したほうが手軽かもしれない。
徒歩か、バスで引き取りにいける距離だろう。
オランダ語がわからなくても大丈夫。
英語か、英語併記であれば、外国人だとわかるので、
英語で連絡が入ってくるはずだ。

Te koop gevraagd
Gezocht(求む)
herenfiets/damasfies(男性用・女性用自転車)
telefoonnummer:XXXXXX

日本でもそうだけど、個人名は出さなくていいし、
連絡先も、個人の携帯電話の方が無難だ。
この広告を火曜日に出すと、即日連絡が。

「Ik heb een mooie fiets voor u..」
(あなたに、とっておきの自転車がありますよ)
としゃがれた老人の声のボイスメールが・・・!

「それってやばくない?やばい自転じゃないの?」
と心配する相棒。

なんだか、興味心と冒険心?でもって、引き取りにいくことに。
一応、住所と自宅の固定電話番号を教えてくれたので、
盗難自転車ではないだろう。
値段は、50ユーロだという。
ボロい自転車だと思うけど、とにかく今必要。

ところで、アムステルダム中央駅周辺で、
あきらかに、ホームレスっぽい、麻薬中毒患者ぽい、
犯罪者ぽい人間に声をかけれられ、
「Wilt u een fiets kopen?(自転車買いますか?)」
といわれたら、「Nee」といおう。
ほぼ、まちがいなく盗難車である。

アムステルダム中央駅には、私服警官も多い。
盗難車の売買は、違法で、
その場で、現行犯逮捕されてしまう。
駅周辺の、痩せこけた小さいお坊ちゃま風の警官は、お飾り?で、
ホントの警官(2メールくらいあって、筋骨隆々)は、
私服でさりげなく巡回している。
ちょっとまえに、アムステルダム中央駅で、ひったくり犯をみた。
すごい荒っぽいごつくて、いかつい犯人だったけど、
それ以上、いかつくてごつい私服警官が、
ホンの数秒で、犯人を押さえ込み、現行犯逮捕。
オランダの警察官の底ヂカラを、間近にみる。

ところで、怪しい、妖しい自転車のおじいさんのところへ買いに。
家の近くだった。
最初、まちがえて別の家へ。
そうすると、「自転車買いたいんでしょ?あっちの通りだよ」
と道を教えてくれた。
その教え方たるや、すでにルーティン化しているようだ。
一体、何人の人間がこのおじいさんから連絡を受けて、
買いにきて、間違えてこの家にたどり着いたのだろうか?
ますます怪しい!

到着して、ベルを鳴らした。
そこで、見たものは・・・・・

ジャ、ジャ、ジャ、ジャ~~~ン!
人のよさそうな、オランダ人のおじいさんだった。
こっちが、拍子抜けしてしまうくらい、ニコニコおじいさん。
75歳くらいだろうか。
もっと若いかもしれない。
少し、足をひきづっている。
なんだか、足がゆがんでいるのか、歩きづらいらようにみえる。
地下の物置で、自転車を出してくれて、
しばらく試乗させてくれた。
少し、ブレーキやら子供用自転車やらの設置やらしてくれた。
ゆがんだふしくれだった、真っ黒い節だらけの太い指は、
長年のキャリアの経験を物語っているようだ。
ニコニコおじいさんも、自転車みて、スパナーをにぎると、
目が鋭くひかり、自転車の匠の表情になる。
すぐ、お金を渡して、
「いつでも、壊れたらまた、おいで。修理するから」
と謎のニコニコおじいさん

「いや、彼は、きっとhelerだよ」
「警察に電話したら・・」
L氏も、T氏もこの謎のニコニコおじいさんは、helerだと確信する。
Helerというのは、自転車泥棒(dief/steler)から盗難自転車を買い集め、
それを売りさばく、オランダアンダーグラウンド世界の「闇の自転車屋」のことだ。
もちろん違法行為だ。

んん・・・通報しようか、どうしようか・・
でも、あのニコニコおじいさん、人のよさげな、親切なおじいさんなんだけどなぁ・・
なんだか、警察に通報する気になれない・・

警察への盗難届は、また来週。
楽しみに♪





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最終更新日  2005年11月05日 21時54分09秒


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