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テーマ:海外生活(7774)
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いやぁ~、今週は散々な目に。
まず、月曜日の朝から、コンピューターがクラッシュすることから始まった。 今週は、プロジェクトのピーク。 来週から、ほっと一息つけると思ったのに。 なんで、こんなときに(怒)! 一応、バックアップのコンピューターが稼働して、 無事書類の送付完了。 コンピューターを修理にだす。 かと思ったら、プリンターはおかしくなる。 「2度あることは、3度ある」 3度目はなんだ?? と思ったら、自転車が盗まれた・・・! ヤラレタ・・! アムステルダムに行ったことのある人なら、気がついたかと思う。 やたら、クラシカル?な、ビクトリアン調?というか、 日本では、まずお目にかかれないようなボロボロの自転車が 立派に現役として、使用されている。 あれは、通勤・通学用のボロ自転車。 いざ、バケーション、長期自転車旅行となると、 1000ユーロ、2000ユーロ以上もする、 サンサンと輝く高級自転車を、物置から出して、使うのだ。 ピカピカの自転車が、町中闊歩・走破しているほど、 安全なのだ。 住む町が安全かどうかの目安として、オランダ人の友人達が、「 教えてくれた。 我が町は、安全なので、油断していた・・! 油断大敵ですね。 カギは、2個しっかりかけましょう。 早速、自転車屋へ。 いつもの修理屋の自転車屋へいって、値踏み。 日常使うのは、通勤・通学、子供の送り迎えようの、 「ママチャリ」タイプ。 聞けば、900ユーロもするという! 現時点で、1ユーロ=139.688644。 なので、約12万5千720円! 日本でのママチャリの全国平均価格は、知らないけれど、 12万もしないと思う。 まぁ~BMWのマウンテンバイクとか、レース用だったら、 それ以上はするだろうけど。 ところで、ママチャリタイプのオランダの自転車は、 男性用自転車は、herenfiets 女性用自転車は、damasfies そこで、中古を探すことに。 いつも、買い物をしているC1000(セーダウゼント) の「売ります・買います」コーナーに広告をだす。 「ばいばいネット」 http://www.baibainet.com/ というオランダ在住日本人ならだれもが知っている 老舗サイトがある。 「売ります・買います」コーナーがある というか、多分これが主要業務として、始まったのかな。 アムステルダムやアムステルフェーン近郊に住んでいれば、 とても便利なサイト。 でも、ほとんどアムステルダムフェーンの近郊だし、 遠方からは、引き取りにいくのが大変だ。 うちのクルマは、自転車用フックがついていないから、 電車で取りに行くことになってしまう。 アムステルダム近郊に住んでいなければ、 よくいくスーパーマーケットを見てみよう。 「Te koop/geraagd」という掲示板コーナーがあるはずだ。 そこで、広告を出したほうが手軽かもしれない。 徒歩か、バスで引き取りにいける距離だろう。 オランダ語がわからなくても大丈夫。 英語か、英語併記であれば、外国人だとわかるので、 英語で連絡が入ってくるはずだ。 Te koop gevraagd Gezocht(求む) herenfiets/damasfies(男性用・女性用自転車) telefoonnummer:XXXXXX 日本でもそうだけど、個人名は出さなくていいし、 連絡先も、個人の携帯電話の方が無難だ。 この広告を火曜日に出すと、即日連絡が。 「Ik heb een mooie fiets voor u..」 (あなたに、とっておきの自転車がありますよ) としゃがれた老人の声のボイスメールが・・・! 「それってやばくない?やばい自転じゃないの?」 と心配する相棒。 なんだか、興味心と冒険心?でもって、引き取りにいくことに。 一応、住所と自宅の固定電話番号を教えてくれたので、 盗難自転車ではないだろう。 値段は、50ユーロだという。 ボロい自転車だと思うけど、とにかく今必要。 ところで、アムステルダム中央駅周辺で、 あきらかに、ホームレスっぽい、麻薬中毒患者ぽい、 犯罪者ぽい人間に声をかけれられ、 「Wilt u een fiets kopen?(自転車買いますか?)」 といわれたら、「Nee」といおう。 ほぼ、まちがいなく盗難車である。 アムステルダム中央駅には、私服警官も多い。 盗難車の売買は、違法で、 その場で、現行犯逮捕されてしまう。 駅周辺の、痩せこけた小さいお坊ちゃま風の警官は、お飾り?で、 ホントの警官(2メールくらいあって、筋骨隆々)は、 私服でさりげなく巡回している。 ちょっとまえに、アムステルダム中央駅で、ひったくり犯をみた。 すごい荒っぽいごつくて、いかつい犯人だったけど、 それ以上、いかつくてごつい私服警官が、 ホンの数秒で、犯人を押さえ込み、現行犯逮捕。 オランダの警察官の底ヂカラを、間近にみる。 ところで、怪しい、妖しい自転車のおじいさんのところへ買いに。 家の近くだった。 最初、まちがえて別の家へ。 そうすると、「自転車買いたいんでしょ?あっちの通りだよ」 と道を教えてくれた。 その教え方たるや、すでにルーティン化しているようだ。 一体、何人の人間がこのおじいさんから連絡を受けて、 買いにきて、間違えてこの家にたどり着いたのだろうか? ますます怪しい! 到着して、ベルを鳴らした。 そこで、見たものは・・・・・ ジャ、ジャ、ジャ、ジャ~~~ン! 人のよさそうな、オランダ人のおじいさんだった。 こっちが、拍子抜けしてしまうくらい、ニコニコおじいさん。 75歳くらいだろうか。 もっと若いかもしれない。 少し、足をひきづっている。 なんだか、足がゆがんでいるのか、歩きづらいらようにみえる。 地下の物置で、自転車を出してくれて、 しばらく試乗させてくれた。 少し、ブレーキやら子供用自転車やらの設置やらしてくれた。 ゆがんだふしくれだった、真っ黒い節だらけの太い指は、 長年のキャリアの経験を物語っているようだ。 ニコニコおじいさんも、自転車みて、スパナーをにぎると、 目が鋭くひかり、自転車の匠の表情になる。 すぐ、お金を渡して、 「いつでも、壊れたらまた、おいで。修理するから」 と謎のニコニコおじいさん 「いや、彼は、きっとhelerだよ」 「警察に電話したら・・」 L氏も、T氏もこの謎のニコニコおじいさんは、helerだと確信する。 Helerというのは、自転車泥棒(dief/steler)から盗難自転車を買い集め、 それを売りさばく、オランダアンダーグラウンド世界の「闇の自転車屋」のことだ。 もちろん違法行為だ。 んん・・・通報しようか、どうしようか・・ でも、あのニコニコおじいさん、人のよさげな、親切なおじいさんなんだけどなぁ・・ なんだか、警察に通報する気になれない・・ 警察への盗難届は、また来週。 楽しみに♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年11月05日 21時54分09秒
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