ズロース・リーの明るい家族計画

ウチには今年で１０歳になる老犬のパグがいる。


ある日の夜いつものように帰宅して愛犬“サブロー”を連れて散歩に出かけた。


そしてやはりいつものコースで、いつもの広場に寄った時のことだ。


必ず寄るその広場を何周だろうか、テクテク回っているとあっしを見失って探していた。


ウチのサブローは目が悪く、昼間は良いんですが夜の散歩は目の前にあるもの以外


はほとんど見えないようです。


パグはもともと眼球が飛び出しているため細かいキズなどがつきやすく、


目はどうしても致命傷になりやすいみたいです。


話がそれましたが、そんなウチのサブローは夜の散歩でしょっちゅうあっしを見失ってます。


その日もあっしを探して夜の広場をグルグルグルグルまわってました。


・・・何周回ったころでしょうか・・


広場に唯一ある木のベンチにノンストップで　ガツーーーーーーン！！！


あらぁ、やっちまった・・いつかやると思ってたけどまさかノンストップでぶつかるとは・・・


ベンチの手前で呼んだのがまずかったかなぁ・・・


しかしそのあとの行動はさすがに予測できませんでした。


あたった瞬間、そのベンチに向かって　ガルルルルルルルッ！！！


おいおい頭打っておかしくなっちまったか？？？


おそらく痛いよりもビックリしたんでしょう。


何も悪くないベンチに怒ってました（笑）　ガルル・・・


大丈夫かいな？と思って「ん～よちよち」とか言いながら近づいて触ろうとした時、


今度はあっしにも　ガルルルルルルルルルルッ！！！


うおぉっ！なんだコイツ、あっしに八つ当たりしやがったヨ！！


相当動揺してたんでしょうかね。


まぁ誰でもないと思ってたものが突然目の前にあったらビックリするか。


しかし八つ当たりされるとは思ってもいませんでしたけど・・・


ちなみに今でもその広場入口の両脇のフェンスに激突してますが冷静に対処してます。


オチャメなサブローくんの武勇伝でした。