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ママのCity Hall日記

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ドナウ川のさざ波 リカーマン1号さん

2008.01.23
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カテゴリ:わたし
 バンクーバーでは、朝の3時半を回ったところです。

 今日はバイト先に、元同僚のYが来て、その後、飲みに行っていたので、今頃帰ってきたのです。

 Yは、好きな男の一人です。ワタシよりも、ずっと年下で、お金持ちでもなくずば抜けた才能があるというほどでもない男性なのですが、ワタシは、いずれ彼が大物になると見込んでいます。

 履歴書を書いたら、どうということもない人なのですが、彼はいずれ大物になる、とワタシは信じています。
 絶対そうなります。
 才能そこそこ、商才そこそこ。でも、彼は、いずれ成功する。ワタシが見込んだ男なのです。

 彼とは、もちろん清い関係です。おそらく、その気になれば、とっくにイケナイ関係になり、とっくに別れていたかもしれないけれど、ニアミスを繰り返しながら、つかず離れずの友だち、関係を保ってきました。
 お互いに、近づきすぎた結果、お互いを失うのが怖かったのかもしれない。

 今、私には、本業の仕事があり、新しいビジネスに手を染めるわけにはいかないけれども、ワタシが、ビジネスのパートナーに選ぶなら彼、そして、彼が選ぶ相手もワタシであろうと知っています。

 まだ、機が熟していない、というか、ワタシの心の準備も踏ん切りもつかないのですが、彼はきっとワタシにとって、最高のビジネスーパートナーになることはわかっています。あるいは、彼にスポンサーが付き、ビジネスを始めても、彼は、真っ先にワタシに声をかけてくれるでしょう。
 ワタシのまわりの、誰にも、常々宣言しています。


 「Yがビジネスを始めたら、私はついて行く。」


 Yとワタシ、何度も話したことがあります。
 もし、ワタシたちが一緒になっていたら。

 たぶん、お金持ちになっていたと思います。二人とも働き者だから。

 でも、カップルとしてはダメ。Yには、専業主婦の奥さんがいて、私には、専業主夫じゃないけれど家のことをほとんどしてくれる夫がいる。
 Yとワタシがセックスをすることは想像できても、カップルになることは想像できないのです。
 たぶん、彼から見た私も同じだと思います。


 仕事の話をして、将来のプランを話して一番楽しい、というか共感がもてるのが彼なのです。
 ただし、ワタシの仕事というと、結局は二つあるうちの一つなのですが。

 もし、二つのうちの一つを選べば、私も満足できるのでしょうか? ワタシには安定を捨てて、日給月給の世界、博打のようなレストランビジネスに再び飛び込んでいける勇気はありません。
 レストラン以外の何かを始めるのに、どれだけの時間がかかり、どれだけの涙を呑んだかを思うと安定も捨てきれないのです。

 ただ、今日は、共に夢を語れる男をもった幸せ、それとは別に、留守中、子供を守り育ててくれる男を持った幸せを噛みしめつつ、いつか、自分が本当に好きなことをできる日が来たら、ナニをするのかを考えています。

 なんて勝手なワタシ!! 何様だと思っているのでしょう?
 でも、それもこれも、同じ一人のワタシなのです。

 昼の仕事、ペイロールとアカウンティングの仕事も私には天職。夜の仕事、ウェイトレスの仕事もこれまた天職。妻であること、母であることも天職。
 フラフラ夜遊びしているのも、天性のもの。

 ワタシには、何も選べないのです。

 選ばないですむこと、何かを選ぶことを強制されないことに感謝しています。

 世の女性たちの皆が、こういう自由を味わっていたなら、女性として生まれたことを何倍も何十倍も謳歌できるのに、と思います。
 あ、でも、北米の場合、自分の食い扶持は自分で稼いだのちの、自由なんですが。

 とりとめなくなってきたので、もう寝ます。
 おやすみなさい。





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最終更新日  2008.01.24 03:20:39
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