Windows 10 サンドボックスの本当の利用価値とは
Windows 10 サンドボックスはよく「怪しいソフトを試す」と紹介されていますが、100%信用してはいけません。なぜなら本気の不正ソフトは「自分がサンドボックス内でテスト的に動かされている」と検知したら、悪さはしないからです。例えば不正ソフトが PC 内の住所録ファイルを検索して見つけたらインターネット送信する仕組みとします。しかしサンドボックス内なら不正がばれてしまうので動きたくありません。その場合不正ソフトは「自分のユーザ名」「ホスト名」「インターフェース名」などを確認すれば容易にサンドボックス内でテストされていることが判定できてしまいます。よってサンドボックスで不正動作をしなければ安全という訳ではありません。本当の使い方は「フリーソフトを試しに使う」という感じでしょうか。Windows レジストリを変更したり新規に使う場合、フリーソフトを削除しても残ってしまう場合があります。こんな場合にはサンドボックス内で試せばレジストリが汚れることがありません。フリーソフトが気に入らなくてアンインストールしても環境は綺麗なままということです。参考:Windows 10 サンドボックスのFAQ..