もしもし下北沢。
読み終わった本。『もしもし下北沢』 吉本ばなな 著吉本ばななさんの小説は昔から好きで『キッチン』に始まり、『ハゴロモ』『みずうみ』『虹』『アルゼンチンババア』『バリ夢日記』などなど色々読んだ中でいつも生と死が出てきて、私にとっては未知の世界だから、分かりそうで分からない世界観に惹かれていたのだと思いますが、今回読んだ『もしもし下北沢』は全てが心に響いた。癒し、慰められ、主人公と同じような心情になり、身近な人が死んで助けてあげられなくて、あぁ私は傷ついていたんだ、まだ傷は癒えていなかったのだと気づいた本でした。涙がボロボロ出ました。そして読み終わった頃には、心が少し癒されていました。数年前の私なら、生きるとか死ぬとかまだ上手く掴めなくて、理解したいからまた読みたいって思っていただろうけど、今は心の底から、あぁ解る、このどうしようもない感じも、心だけ置いてかれる感じも、めっちゃ分かると思いました。吉本ばななさんって凄いな~と思った❗家にある吉本ばななさんの本をまた読み返してみようかな。たぶん今は理解できるような気がする。『もしもし下北沢』はとっても良かったのでネットでお取り寄せ購入しました。ペリカン図書館に置きます✨