テーマ:ペンギンさんの南極日記(499)
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今日の話題は、「南極と気象観測」です。
南極昭和基地の気象観測は、南極基地が数十基地しかないことから南極の気象情報は重要な役目を持っています。気温、気圧、風向、風速、日射量、オゾン量、高層気象などのデータを取っています。観測は、気象観測の隊員5名により3勤交代で24時間行われています。 気象観測の装置は、気象棟にあります。気象棟には、24時間誰かはいますので他の観測隊員が良く遊びに行きます。6月1日には、気象記念日があり電波の日とともにお祝いを行います。伝統的にこの日は、気象棟横のドリフト(雪の吹き溜まり)にかまくらを掘り中でお茶(お酒の場合もあり)をします。 また、隊員の誕生日には高層気象用のバルーン(直径3mぐらい)放球をさせてもらえます。風のある日は電柱や建物に引っ掛けて割らないように走りながらうまく放球します。自分で上げたバルーンから送られてくる高層気象情報がうまく取れているととてもうれしく感じます。 昭和基地は極地ですのでその特有の気象情報を絶え間なく取得するのは大変です。ちなみに気象観測隊員は富士山測候所(今はありません)や南鳥島(マーカス)勤務の人が多いのは南極観測隊員としても素質があるのでしょうかね!暑いとこやら寒いとこやらご苦労様です! ■PEN□ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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