テーマ:ペンギンさんの南極日記(499)
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今日の話題は、「南極新聞」です。
昭和基地には毎次隊が発行する南極新聞がある。ちなみに私が最初に越冬した第26次南極地域観測隊の新聞名は、「Theサザンクロス26」である。新聞は、新聞係を何人かで構成して代表者を社主と読んでいる。 社主は、記者を集めて新聞社(係)としている。新聞社の社主は、毎日記者に記事を集めさせて発行しなくてはならないから大変である。最近ではPCによりワープロは簡単にできるようになりましたが、昔はほぼすべて手書きです。個性が出て面白いのですが記者は「昭和基地のネタ」を集めるのに苦労します。ただでさえ情報の少ない社会ですから無理やりにでも書いちゃうわけです。よって、週刊誌かワイドショーみたいになってしまったりして記者によってはとてもユニークです。 記事の内容で一番受けるのは、「怪我で何針か縫った」とか「深夜に日本の家族に電話をかけていて眠ってしまって高い電話代を払った」とかそうネタが受けます。普通の記事は、お祭りごと、誕生日、ソフトボール大会などのイベントが多いようです。 いづれにしても隊毎、記者ごとに個性があって楽しい新聞記事です。南極新聞は貴重な資料として国会図書館にも収蔵されているようなことも聞きました。私の記事も未来永劫残っているのがちょっとはずかしいですね! ■PEN□ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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