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テーマ:たわごと(26607)
カテゴリ:その他
何がきっかけだったのか分からない。多分興味本位であったとは思うのだけれど、どうも話題を振りまいていた「逃げ恥」がYouTubeで見れそうだということが分かって、YouTubeのことだから途中の回から見れなくなってしまっても仕方ないかなとは思いながら見始めると、何と画質や音質は悪いとは言え全11話見ることができてしまった。そして、どんどんはまってしまった。
平日に見ていたので、1日に3話ぐらいのペースだったが、毎日会社を退社して「逃げ恥」を自宅で見るのが楽しみになっていた。平日に全11話見て、この土日も全11話見てしまった。それほど面白かった。ラヴコメなどはまるで見る人間ではないのだが。 大筋は主人公の森山みくり(新垣結衣)と津崎平匡(星野源)が事実婚をするが、実際は雇用主と家事を行う従業員という関係であったのが紆余曲折を経て本物の夫婦になっていくというストーリーなのだが、その順番がおかしいというところと(それで周りとの色んな誤解が生まれる)、従業員と雇用主というドライな関係から体裁上恋人同士っぽくなって、実際に恋人同士になってという過程が面白く、最後はハッピーエンドになる。 周りにドライな関係であることがバレないように親近感をだすため、義務的にハグをするというところが面白かったし(最後の方では恋人同士の自然なハグになる)、平匡のおくてであることが微笑ましかった。何故なら筆者も世の中の男の中ではおくての部類に入るからだからだろう。ドラマだと平匡は10話で36歳にして男の春を迎える。(念のため書いておくが、筆者はそこまでおくてではない) ドラマには色んな役回りの人がいて、アラフィフの女性で会社では管理職だったり、イケメンだけど本物の恋に見失っていたり、離婚してシングルマザーになったりとか、見る人それぞれに自分の身の上を投影できる内容になっているのは脚本家の才能か。 その中で平匡に自分を投影できる人間には気持ちよくさせてくれる内容だったのではないかなと思う。事実婚というおかしな始まり方ではあったけれど、森山みくり役の新垣結衣と出会って恋人になって夫婦になっていくという過程は夢を与えてくれる。内容にはまって2クール見てしまったのも、この平匡役の星野源に自分が投影されてしまったからだと思う。新垣結衣はかわいい。その新垣結衣と新婚を疑似体験できるのが楽しかった。 さすがに3クール目はないが、軽くロス感は否めない。 それから、やはり自分がドラマの展開と同じだった頃。もう約20年前になるが、その頃の忘れかけた思い出がおぼろげに浮かんできた。結局破局を迎えたが、別れた嫁さんとの出会ってからの5年間は人生で一番充実していた日々であった。そして、16年が経って47歳になってしまった。 しかし、約20年前のことが最初で最後の充実した日々でこのまま終わってしまうのだろうか。決めつけはしたくはない。でも、僕は精神障害者で障害者雇用で収入は雀の涙、年齢ももう47である。どう考えても人生このままフェードアウトの可能性が高い。 しかし、気持ちだけは肯定していたい。「どうせ」このまま、よりも、「もしかしたら」奇跡が起こるのではないかと思っていたいものだ。そういう人間関係へと発展させてくれるような人付き合いは皆無だけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 12, 2017 05:40:44 PM
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