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ある人(仮にKさんとしよう)と会社から駅までの帰りが一緒になって、延々と愚痴を聞かされたのが最初だったと思う。Kさんはうつで障害者雇用で中途入社した人だ。その時はもう会社を辞めるとまで言っていた。かなり悩んでいる様子だった。(結局辞めるとまではいかなかった)
それから何度も会社から駅までの帰りが一緒になるようになり、その度に愚痴を聞かされ、こちらはその聞き役となっていた。Kさんは私に愚痴の聞き役になってくれているだけで感謝している様子だった。そんなことが重なり仲良くなっていった。僕としても同じ精神障害者雇用で色々と話しをできる人ができたことは素直に嬉しかった。 それから、帰り道での話では飽き足らず、1〜2時間ほど会社帰りに喫茶店に寄って話すようになった。会社のことだけでなく病気にまつわることや障害年金のことなど。障害年金についてはことさら興味があったらしく、私はお願いされて私の障害年金の申請した時の書類を見せてあげたりした。 お互い励ましあって腹を割って色んなことを話すようになって、僕は自分の考えを躊躇せず話してしまったのがいけないのかもしれない。他の障害者雇用の人の印象のようなことを話してしまった。それがうかつだった。 3日前、急にKさんは私を避けるようになった。目も合わせない。一体何が起きたのかと思った。仕方なく僕も距離を置くようにした。僕の勘違いかもしれないので、向こうから話しかけられたら話をするつもりでいた。そうすると、昨日向こうから少し話しかけられた。完全に避けるモードではないことが分かった。しかし、どうも空気が違う。 昨日は帰りにKさんと私がKさんに印象を話した2人の障害者雇用の人と駅まで帰りが一緒になり、それでおおよそ何が起きたのかを把握することができた。 これは憶測だが、Kさんはおそらく私がKさんに話したことを筒抜けなく2人に話したのだろう。Kさんと2人に共通することは、3人とも障害者雇用で中途入社したということがある。もしかしたら連帯感的なものがあったのかもしれない。転籍したとはいえ生え抜きの私とは一線を画する意識は無いとはいえないだろう。 彼の悩みを聞いてあげて、精神障害者特有の悩みをを共有し、会社のことも色々と情報交換したりしていい関係が築けたと思ったのもつかの間。まるで手のひらを返されたような気分である。人間不信とまではいかないが、こういう人もいるんだということを思い知らされた。精神障害者同士分かり合えるという意識が盲点だったんだろう。人付き合いには危険が潜んでいることを肝に命じたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 10, 2017 05:10:14 PM
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