テーマ:中学生ママの日記(17640)
カテゴリ:( ̄ー ̄; ヒヤリ
私は、期末テストのスペシャリストだ。
というのは、実家が印刷業のため、昔から この界隈の中学のテストはほぼ印刷し保管、 前日に配達していた。 成人してからは、私もアルバイトで入力編集して 小遣い稼ぎをしていたので、どんな問題が出るのか 熟知している。子供にやる気さえあれば 問題を出したり、重点的に指導できないことはない。 それなのに・・・。 今回、全く相手にしてもらえなかった。 ふん。もう知らない。 私が中学に入る年、父は思い悩んだ末、私の学校に出向いて 「娘の在学中の3年間は、お宅のテスト印刷を辞退したい」と 営業中よく話をする三浦先生に申し出た。 「なぜか」と訊ねる三浦先生に、 「万が一、娘が良い成績であっても、ウチで印刷していると あれば、会社にも娘にもあらぬ疑いがかかることもある。 それでは会社としても好ましくないが、一番は娘がかわいそうだ。」 三浦先生は、ふむふむと聞いてしばらくの間考えたあと 「感動しました。お父さんの心、しかと受け取りました。 私はあなたを信頼しています。ぜひ、娘さんの在学中も その先もずっと仕事を続けていただきたい。」 父はしぶしぶながら、テスト印刷を引き受けてきたという。 私が成人してから、父はそう話してくれたけれども。 続けてこう言った。 「まあ、俺が絶対にアンにテスト問題を流していないと いう事実は、アン自身が成績で証明してくれたがな。」 ふっ・・・。確かに。 「ふん、親孝行な娘ジャンか。」と答えて 親子で大笑いした記憶が・・・。 オヤジ連中はなぜか豆が好き。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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