テーマ:仕事しごとシゴト(23378)
カテゴリ:(・m・ )クスッ
将軍様の遅刻は相変わらず月に3分の1ペースで続いていた。
どんなに遅くなっても、必ず朝風呂に入ってくるという 未知の生物。 どうしてもデジタルの時計では納得できないようで 数日後にNちゃんが秒針のついたアナログ時計を 寄贈してくれた。 Nちゃんは「アンさん、せっかく時計を用意してくれたのに ごめんね。」と気遣ってくれたけれども 将軍は、今度の寄贈時計が電波時計ではないために 自分で時間合わせをすることを危惧していた。 私に臍で茶をわかせと? ・・・。 だからさ~、数分狂っていようがいまいが そもそもアナタに時計など要らないのでは?と 言いたかったが、聞いていないフリをした。 上司からの電話があっても「不在」のため とりつげないことが重なったけれども 上司は「遅刻」と言わずともわかっているようで 「来たら電話が欲しいと伝えてくれ。」と言う。 先日は、昼になっても将軍は現れず、 お客様から問い合わせの件で電話をしたものの それにさえ出なかった。 他事業所チーフからも「来たら電話をくれ」と 朝から何回か電話が入っていたので 私も少し困り始めた・・・ 仕方なく、現場のNちゃんに「まだ来ないのだけど 連絡あった?」と訊いてみた。 Nちゃんと一緒にいたエイジさんが電話攻撃で 出勤を促し、将軍が到着したのは 14時半過ぎ。 夜勤かよっ 将軍は、溜まった書類のどこから手をつけてよいのか わからない、という様子で いつものように「こんなのは俺の仕事じゃない。」と 言い逃れをしながら 「忙しくてやってらんねえ。」等の独り言を連発し なぜかネットサーフィンを始めた。 いつものことだが、「なぜ今遊ぶ?!」のタイミング。 忙しいのは、自分のせいだとは全く思わないようだ。 やはり未知の生物。 「やることいっぱいあるんでしょ。現実逃避してないで 先にやってから遊ばないと間に合わないよ。」と言った けれども、シカト。 ・・・・長男君に「宿題先にやってから遊びなさい。」と 言い、言うことも聞かずにマンガを読んでいる図が 頭に浮かんだ。 自分の子供なら、すでにゲンコツか蹴りが入るのだけれども 他所の子だから放っておく。 現場から戻ったエイジさんが口を開いた。 「休んだっていい。ただ、来るのか来ないのか、 連絡しなきゃ心配するし、皆に迷惑がかかる。 電話の1本くらいできるだろう。」 (ノ´▽`)ノオオオオッ♪ これよ!これを言う人を私達は待っていたのよ!!!!!! 将軍は、エイジさんの顔も見ず、 「はーい。」と鼻にかかった気の無い返事をしていたが 私は少しだけスッキリした。 将軍同様、書類作成が苦手で事務員泣かせと有名な エイジさんであったが、常識はあるようだ。 夜も独り者のNちゃんと酒を酌み交わし、 楽しくやってくれているエイジさんが 救世主に見えた。 この前、地球に月が一番近づく日だよと父に言われ 外に出て写真を撮ると、なぜかUFOのように なってしまった・・・↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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