「日本シリーズのジンクス」と言えば
いろいろあります。今回は、ふと気づいた日本シリーズのジンクスを。【注意・始まり】既に話題として取り上げられている方が見えたら、申し訳ないです。この書き込みは、オフ書きしています。【注意・終わり】「パ・リーグ党・至福の時」を味わえたマリーンズの日本一。4勝0敗、タイガースに試合中にリードされたことも無いという「完全無敵」に近いほどの試合展開でした。しかし、こういう展開であったにもかかわらず、大方のマスコミでは「タイガース、奇跡の3連敗4連勝」を期待する論調が出てきました。まぁ、「あの時のジャイアンツでも出来たんだから、今年のタイガースなら必ず出来る」という考え方も一理あるでしょう(あの時のジャイアンツは、ヤンキー根性丸出しの、単なるプライドだけで勝ったようなものだから>なもんで、翌年「カルチャーショック」を食らう訳だよなぁ)。さて、ここで。マリーンズの4勝0敗と、3連勝4連敗のどちらの現実性が高かったのかを、ジンクスの一種に考えても良いと思える「周期律」で考えてみましょう。3連勝4連敗の出現年と、優勝チームのリーグ、所在地域を取り出してみましょう。・1958年 パ・リーグ 西日本・1986年 パ・リーグ 東日本・1989年 セ・リーグ 東日本(以上、スポーツニッポン大阪本社12版4面より)です。次に、4勝0敗の出現年、優勝チームのリーグ、所在地域を取り出してみましょう。・1957年 パ・リーグ 西日本・1959年 パ・リーグ 西日本・1960年 セ・リーグ 東日本・1975年 パ・リーグ 西日本・1990年 パ・リーグ 東日本・2002年 セ・リーグ 東日本(以上、中日スポーツ5版1面より)です。まぁ、ここ20年は首都圏の球団が日本シリーズに出場することが多かったため、優勝チームの所在地域も東日本の出現が多くなっています。また、大味な結果なためか、パ・リーグの優勝割合が高いです。ここで気づくのは、「どちらのケースも、西日本に本拠地を構えるセ・リーグの球団は出ていない」ということです。「今年のタイガースなら、3連敗でも4連勝出来る」と思われた方もいるかも知れませんが、「周期律」はその微かな望みをものの見事に打ち砕いてくれます。今年は2005年です。ここから、15年ずつ年を引いてみましょう。1990年1975年1960年1945年は2リーグ制ではないので、日本シリーズは当然ありません(というよりも、終戦直後)。こういう風に考えると、今年は「3勝0敗のチームがそのまま4連勝出来てしまうジンクスの年でした」と言えそうですね。ただ、タイガースの不運ばかりを責めていては暗くなってしまうので、明るくなるジンクスも見つけました。それは、「0勝4敗を食らったチームの一部は、(相手は違えども)4勝0敗で日本一になっている」のです。1957、1959、1990年と3回も0勝4敗を記録したジャイアンツは、2002年にライオンズ相手に4勝0敗で日本一になりました。そして今回マリーンズは、前身の大毎オリオンズが1960年に0勝4敗でしたが、今年4勝0敗で日本一になりました。ただし、気になる点を今見つけました。両チームとも、リベンジに45年要してる(ジャイアンツの場合、1957年から数えて)...(^^ゞ(何の励ましにもなってないじゃないかぁ!)(おまけに、書き始めてから気づくなよ!)ということで、いつもの「おバカさん」を飛び越えた、「大バカさん」で締めさせていただきます。チャンチャン。P.S「4勝0敗の15年周期」「0勝4敗のリベンジは45年後」がこれからも続くならば、45年後の2050年にタイガースが日本シリーズに出場したら、タイガースは文句なしに日本一だ!(計算しましょう! 15×3 = 45 ですね)P.S.2ただし、「0勝4敗のリベンジは45年後」の証明をしてもらうには、2020年にカープが実現してくれなければならないんだった。近鉄バファローズの監督で有名な西本幸雄さんは、1960年の大毎オリオンズ監督でもありました