台風一過,新しい命
夕べ,台風は関東を直撃しなかったものの,非常に強い雨風でしたね.まだしばらくはその影響があちらこちらに残りそうですが...今週は朝当番,今日で取り敢えずいったん終わりです.(来月、一週間早出はあるのだ)昨日の午後は,安物のカッパのせいで,ずぶぬれになりながらの作業でした.(それでも風邪を引かないのは?????)今朝は台風一過の見事の晴天.昨日のお天気がウソのようです.昨日は外に出してもらえなかった馬たちも、放牧したとたん(する前から??),跳ね上がり,走り去り....そして私に泥をかぶせていく....朝の一仕事を終え,着替えて帰宅しようと帰り道,ふと,牛の放牧場を見ました.分娩予定日をちょっとすぎていた牛がジィーーーと見てます.ふと眼をお尻の方にやると,陰部から足が!!!!!しかも後ろ足!!!!片足のみ!!完全に逆子です.このまま放っておくと,無事に産まれるどころか,腰辺りが産道に引っかかって,母牛の体力を奪うだけでなく赤ちゃんの命すら危うい!!!!又引き返し,着替え,もう一人の当番のおじさんに声をかけて引っ張りだす事に.陣痛が弱い事を考え,注射も準備,ロープも準備,手袋も準備,云々....先ずは注射をせずに,胎児の体勢を確認し、出ている足と,出かかっている足先にロープを結び,えいや,っと引っ張ってみるものの,力及ばずで,でてくる気配も希望もない.もう一人のおじさんを呼び出し,その後,もう一度体勢を確認,陣痛を促す注射をし,その効果が出るのに合わせて再び引っ張る.両後ろ足がそろい,又陣痛に合わせえいや,っと引っ張り,腰が抜け,そして。。。。。膜をかぶったままですが胎児がでてきました.「だめか、、、、、」とおじさんがつぶやき,顔にかかった膜をどかすとゴフッと、胎児が咳き込みました.「生きてる!!!!!!」めちゃめちゃ嬉しかったですね.始めはでた状態でのびていた子牛でしたが,母牛が舐める刺激でだんだん元気になり,今ではこんな感じ☆この母牛は前回厄介な乳房炎になり、難治だった為,盲乳処置をしてます.父乳は幾分張っているので,お乳は出るようですが,はてさて,どんなお乳を出すのやら...