昨日の実習
1月30日のエコー実習では初心に戻り、
取り扱いや見方のポイントなどを教わりました。
(午前の講義は聞いてないのですが…f^_^;)
この日は年明けに心臓発作を起こした、6歳のサラブレッド雄の心のエコー像をじっくりみました。
昨年10月に一週間ほど微熱が続いた頃に聴診で心雑音を捉え、心電図から心房細動が確認されたそうです。
それまでは、心電図に異常がみられなかったそう。
(たまたま実験で何回か心電図をとっていたそうです。)
で、年明けにセン痛様症状での発作があったそうです。
画像診断に入ります。
エコー画面は最大深さは30cmまでなので
馬の心臓はぎりぎり全部入り切らない…そうです。
今回のエコーは焦点が最大16.5cm深度まで合わせられたり、
深度の白黒調節ができたりと、使いこなすとかなり画像がキレイに見ることができます。
まず普通のエコー像を確認してから、カラードップラーで心臓内の血流をチェック。
弁が閉まる収縮期がチェックポイントのようです。
またパルスドップラーを写し、拍出量算出も。
ただ、この馬のように心房細動がある場合、心臓内の血液は収縮期毎の拍出量は異なるため、10回位の心拍を取り、平均出すそうです。
白黒で腔や弁を確認してから、カラーを入れると画像がキレイに写るとのこと。
心臓の腔の異常は、中隔が真っすぐであるかどうか、だそうです。
また映し出される右心と左心と中隔壁の
今回の馬は僧坊弁と大動脈弁の閉鎖不全の逆流がわずかに見られ、左室拡張がありました。
今回写真を撮らなかったので解りにくい説明でした…(___)
ちなみにもう一頭、心雑音が聴取される馬をチェック。
二音でザラザラ聞こえ、エコー像では大動脈弁が閉まり切らず?、逆流像をわずかながら確認しました。
お馬さんには申し訳ないのですが、やはり興味深いです~