南相馬
先週末、お世話になっている先生方のボラ活動に参加してきました。
東日本大地震後、四年間は補助金が出たそうですが、今は先生方の手弁当状態。
とは言っても原価に近い値段で、飼養者にも負担いただいています。
なにをしているかというと、馬の衛生管理の一環、ワクチン接種です。
年に2回春頃と秋頃にワクチン接種を行い、野馬追披露のための遠征に差し支えないようにしています。
2008年に馬インフルエンザが流行し、競馬界も開催に影響を受け、其の後色々遠征のルールが詳細になり厳しくなりました。
震災前はあまりワクチン接種に対して理解がなかったそうですが、先生方の地道な活動で今では帰り際に来年もお願いできるんですよね、と声がかかるほど。
獣医師冥利につきる言葉ですね。
朝早くに出て、
国道6号より海側の除染作業しているエリア。
朝は除染作業の方々の車で連なっていました。
ワクチン接種の御宅の近くに流れる川。
穏やかな秋の風景です。
2日目は雨に祟られました。
3日目はとても天候に恵まれました。
街のあちこちに見られる線量計。
私は3日目のお昼まで。
帰り道は帰宅困難地域の地下道が封鎖されていたり。
回った小高地区、ポツポツ戻られていましたが、まだ主の帰らない家も。
終わらない、東日本大地震の後を感じました。