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テーマ:旅のあれこれ(10088)
カテゴリ:旅行記
時刻は十一時過ぎだった。
タビソックGHの中庭に入ると、家族が石テーブルを囲んでお茶を飲んでいた。 バックパックを担いでバンダナを巻いた怪しげな中年日本人が、若い日本美女と一緒に入ってくるのを見た女将さんが、顔中に笑みを浮かべて、何やら叫びながら駆け寄ってきた。 ラオス語なので何を言っているのか分からないが、おそらく「あんた、良く来てくれたね。ちょうど1年ぶりじゃないか。うしろの綺麗な女性は奥さんかい?それとも彼女?アンタもなかなかやるじゃないの」ってな感じだろう。 おっとりしたご主人もゆっくり近づき握手を求めてきた。去年と全く変わっておらず、髪の毛はボサボサだ。(笑) しかし、ちゃんと憶えてくれていたんだ。嬉しいなぁ。(確かに去年の酒盛りは印象的だった。ご主人が飲みすぎて翌日二日酔いでダウンしていたから) 女将さんは、僕を「ちょっとこっちへ来てみな」という感じで奥へ導いた。すると、去年は一棟しかなかった客室の建物が、奥の空き地にもう一棟完成していた。 得意気にその建物を指差して、僕に何やら言っている。 「ほら、儲かったから客室を増やしたんだよ」と言っているのだろう。 「今日部屋は空いていますか?」と僕が聞いた。 すると、「何を言っているんだよ。当たり前じゃないか」という感じで、部屋を案内してくれた。 僕は一階の入ってすぐの部屋、R子さんは二階の部屋にそれぞれバックパックを置いた。 シャワーで簡単に汗を流してから、僕は取って置きのお土産をこの宿のご夫婦に渡した。 はたしてそのお土産とは? つづく・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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