カテゴリ:気になるTV番組
前回の日記の続きですが 『花燃ゆ』 第9回で思ったことです。
主人公の文がいろんなことを思いついて動き回って、その結果 みんながハッピー的なのを見ていると、同じく井上真央さんが 主演だった 2011年のNHK連続テレビ小説 『おひさま』 に 似ているなと、前々から感じてました。 『おひさま』では、主人公の陽子がやることはなんでもOK、 なんでも彼女の思い通りに展開、彼女のために地球は回るって 感じのドラマでした。 当時は『おひさま』を視聴した人が、 「幸せなキモチになる大好きなドラマ!」の人と、 「こんな嫌なドラマはない」という人と極端に分かれました。 まあ、そうでしょう。 仕事や子育てや人間関係で苦労をしている/した女性にとって、 カンに障る地雷だらけのドラマでしたから。 そして今回の『花燃ゆ』で、その悪夢がよみがえりました。 高杉晋作が文の弟の敏三郎を色街に連れていき、文が敏三郎を 連れ戻しに行く場面です。 色街には場違いな小娘・文が可愛い弟を必死に探す。 そしてある部屋のところにきたら、文はいきなり襖を勢いよく バシッと開けて中に乱入。 ここで『おひさま』を思い出したのです。 『おひさま』のときは、井上さん演ずる陽子の婚礼のシーンで、 式に間に合わず急いで駆けつけた親友の育子が、式の最中に 座敷の襖をバシーンと開けた、非常識で無礼な登場でした。 そのときの陽子@井上さんの夫役が、今、高杉晋作を演じている 高良健吾さん。 そして今、襖バシン!は、文@井上さん。 高良さんはどうやら、自分が座敷に座ると、突然誰かが襖を 勢いよく開けて、血相変えて入ってくるようで。 そう、こういう部分も含めて、『花燃ゆ』で井上さんが無理な 活躍をすると、『おひさま』の陽子がかぶって、いちいち何か 引っかかるようになるのです。 それにしても、ありえないほど無礼なことです。 高杉の声が聞こえていたわけでもなく、聞こえていたのは 芸者の小唄と三味線の音。 ドラマとはいえ、もし人違いで相手が地位のある人だったら、 下級藩士の娘がどうお詫びするのかなんて思っちゃいます。 こんな失礼で行儀の悪いことしなくても、廊下の面は障子を 開け放していたのだから、向かいの廊下から座敷が見えて 敏三郎を発見!、で十分なのでは? そして後日、敏三郎が文に小さな木箱を差し出しました。 写本が売れたお金で、姉に洒落た和菓子をプレゼントでした。 “現代の感覚” で、この部分だけを考えたら可愛いですね。 でもその前に、家のお金を持ち出して騒動になって、兄嫁の 亀さんにお詫びと返済をしたのか。 姉に洒落た和菓子を3個だけ買ってくるよりも、杉家の家族 全員(+塾生)が味わえる小豆や砂糖を買ってきたほうが、 みんなが喜ぶのに。 いや、いっそ家計を助けるために敏三郎が米俵を担いで帰宅 ってほうが、男としてカッコ良かったように思います。 せっかく高杉が敏三郎のことを、志をもつ立派な男だと 言ってくれたのですから。 私個人は、日曜日の夜に暗くてわかりにくいドラマは見たく ないので、明るい系の『花燃ゆ』はけっこう好きなほうです。 ただ、いらんことに気がついて引っかかるだけで。 ところで、富永有隣先生が意外に早く獄を出られて、杉家に お出ましになりました。 「ついては、帰る!・・・家もない故、しばし厄介になる。 (うん、うん、ニヤリ)」 おお、富永@本田博太郎さん、私は貴方を待っていましたよ! ユーリンたんのご登場で、来週からが楽しみです。 先日行った、豊橋市の二川宿本陣資料館の、旅籠屋の奥座敷です。 上級藩士の高杉家では、こういう暮らしだったのでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 6, 2015 03:21:25 PM
[気になるTV番組] カテゴリの最新記事
|
|