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先週の土曜日に放送された ブラタモリ #76 。
名古屋の熱田を紹介する回が意外に興味深い内容だった のでご紹介します。 前回の日記の続きになります 愛知県の西部は広い濃尾平野に名古屋を中心として 栄え、県の北側と西側には木曽川という大きな川が 流れて岐阜県と三重県との県境になってます。 特に西側には木曽川・長良川・揖斐川と3つの大きな 川があり、伊勢湾に向かって流れこんでいます。 私は長い間、先にできあがった濃尾平野の形に添って この3つの川が流れていると単純に思っていましたが、 今回の『ブラタモリ』でどうして川がこの流れになった のかが、やっとわかりました。 以下は番組のまとめです。 木曽三川を伊勢湾側から、おそらく東名阪道の長島ICを出た あたりから撮った映像だと思われます。 3つの川の流れによる土砂の堆積でできた濃尾平野。 はじめは離れて流れていた3つの川が、約300万年前にできた 養老断層によって、だんだんと西側に流れが傾いていったのでした。 徳川家康は台地の北の端に名古屋城と城下町をつくり、 台地の南の端にある熱田を交易の港にして、名古屋の 経済的な発展を狙いました。 ただ名古屋城と熱田の間は約7kmの距離があります。 港からのこの距離を家康がどう克服したかというと・・・ 城と熱田の間に運河(堀川)をつくって、物資を船で輸送しました。 画面中央が堀川で、画面右上部が名古屋城です。 この熱田の港と堀川によって名古屋は木材の巨大な 集積地として経済発展しました。 では、その木材はどこから来ていたのか? このあたりの木材の産地は木曽の山です。 木曽の山中から切り出した木を、木曽川を使って海 (伊勢湾)まで流し、海から熱田の港に運んで堀川を 使って全国に木材の売買をしました。 木は水に浮くものなので、少し遠回りをさせ運河を利用することで、 陸路を使うよりラクな方法で大きな仕事ができたのですね。 今や日本を代表する経済都市となった名古屋。 その礎は約400年前に徳川家康によって築かれたものでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 21, 2017 12:12:24 AM
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