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November 16, 2021
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カテゴリ:気になるTV番組
2021年NHK大河ドラマ 『青天を衝け』 の感想です。

今回は主人公の渋沢栄一(吉沢 亮さん)の活躍はさほど
目立たなかったのですが、その代わりに妻の千代(橋本
愛さん)及び栄一が仕事で関わる人々の夫人たちが
各所で活躍した、歓迎会の風景も合わせて見た目にも
明るい回でした。

世の流れをつくり外を動かすのは男たちです。
でも内を治めて動かし、男たちがつくった世界の価値を
より高いものにするのは女たちでした。

奥ゆかしい千代は初めての歓迎会で社交に出たときは、
女も変わらなければと言い聞かせて臨んでいました。
しかし次に、グラント将軍一行をこの渋沢家に迎えると
いう女主人の立場になったときは、接待のために家の者
たちを総動員して内装や料理など必要なことをどんどん
差配していき、自ら生き生きと動きました。

千代だけでなく渋沢喜作の妻・よしも、他の夫人たちも
娘たちも、日本が一等国となろうとしていたこの時代に
それぞれが陰で、学問や教養や立ち居振る舞いの努力を
重ねて、夫や父の評判が落ちないように努めていたので
あろうと想像しています。

そんな女たちの頑張りを男たちもちゃんと認めてくれて
いた、いい回でした。

大河ドラマ館も2か所でオープンしています。
※埼玉県深谷市  こちら   ※東京都北区   こちら

※こちらも盛り上がっています ⇒  #青天を衝け
 ドラマ内のことが解説されてます  #青天ナビ


明治12年(1879)春、夫たち(渋沢栄一、渋沢喜作)から3か月後に来日する
アメリカのグラント将軍一行をもてなすために、妻の自分たちも公の場に出て働くよう
言われた渋沢千代(橋本 愛さん)と渋沢よし(成海璃子さん)。
挨拶のために大隈邸に赴くと、大隈重信の妻の綾子(朝倉あきさん)から井上馨の妻・
武子(愛希れいかさん)と大倉喜八郎の妻・徳子徳子(菅野莉央さん)と益田孝の妻・
栄子(呉城久美さん)を紹介されました。
夫人たちは夫・井上とともに欧米を廻ってきた武子から西洋式の流儀を教わっていたの
ですが、流れからいつのまにか女子会トークで盛り上がってしまいました。



グラント将軍をもてなしたときに、日本が西洋から見て見劣りのないように振舞おうと
夫人たちが流儀の習得に励む一方、渋沢栄一や福地源一郎や益田 孝ら男たちは、将軍の
もてなしには陸軍が競馬や流鏑馬を披露したり、芸能では歌舞伎を演じたりはどうかと
打ち合わせが盛り上がっていました。
しかし東京府民の中には栄一らが府民を代表して歓迎行事を進めることに不満を持つ者
もいて、沼間守一(オレノグラフィティさん)のように街頭で栄一らの批判を演説して
世に訴える者もあらわれました。



そして7月、横浜港にアメリカ合衆国前大統領ユリシーズ・グラント(フレデリック・
ベノリエルさん)が家族とともに到着しました。
渋沢栄一(吉沢 亮さん)が歓迎文を読み上げ、グラントが礼を述べて栄一と握手を
交わしたとき、岩倉具視(山内圭哉さん)はすっと立ち上がって拍手をし、伊藤博文
(山崎育三郎さん)ら欧米経験者もそれに続き、拍手とスタンディングオベーション
という西洋の流儀をそこにいる皆に促しました。



そしていよいよ夫人たちが表に出る夜会の日がきました。
大隈綾子は宮廷装束を身にまとい、井上武子と娘の末子(駒井 蓮さん)は踊りやすい
ようにドレス姿で現れました。
よしは藍農家の出で蚕を育ててきたせいか、自分が着飾ることよりも武子のドレスに
使われた上質な絹や縫製が気になってしまいました。



グラント将軍一行を歓迎する夜会が開催されました。
グラントが入場すると大きな拍手で出迎え、夫人が入場したときに女性たちが事前に練習
した笑顔で出迎えると夫人はたいそう嬉しそうでした。
楽団が演奏する中で西洋人とワルツを踊り、英語で会話を交わし、その姿を見た男たちは
臆することなく人前に出て社交するワイフたちの姿に感心していました。



さて夜会も無事に終わり、次の歓迎会をどうするかとなったときに、グラント将軍から
西洋風に個人の家に招かれたいとリクエストがあり、栄一の家に来ることになりました。
とはいえそれは明後日のことで、この家ではとてもできないし飛鳥山の家はまだ建った
ばかりで内装も外装もできていなくて、栄一は困り果てました。
ところがそのとき千代が「これは僥倖。こんな光栄なことはない。とにかくあと2日で
あの邸を仕上げてご降臨を仰ぎましょう!」と奮い立ちました。
そしてすぐさま皆に指図をして飛鳥山の邸宅の準備が始まりました。



人手をかき集め千代が指揮をとり、なんとかグラント将軍一行を迎える準備が整いました。
庭では日舞や武術や相撲が披露され、将軍はことのほか相撲が気に入ったようでした。
飛鳥山でのグラントのもてなしは、日本初の民間人による国賓接待でした ⇒  こちら
ただ伊藤博文は、前大統領で今では大きな権限をもたないグラント将軍をここまでして
もてなす必要があるのかと考え、また英・仏・独・露はこの一連の歓迎行事を快く思って
いないということを、栄一に密かにこぼしていました。



栄一と伊藤がそんな話をしていたら、渋沢喜作(高良健吾さん)とよしが前掛けをして
現れ、故郷・血洗島名物の煮ぼうとうを用意して食するよう皆に勧めました。
行く先々で豪華な料理ばかり食べているからかえってこれが美味しいだろうと想像した
喜作の読みどおり、グラント家族は日本の家庭料理の味に舌鼓をうっていました。
皆の喜ぶ顔を見て安堵して自分もまた喜ぶ千代。
栄一はホステス(女主人)として生き生きと働く千代の姿をまぶしそうに見ていました。



煮ぼうとうで人心地ついた後、グラントが自分がオハイオの農場で育った話などして、
共に農家の出であることなどに栄一と喜作は親近感を感じました。
そしてグラントは栄一たちに、各国を廻る旅で気が付いたことを話してくれました。
「今アジアではヨーロッパの影響が強く、アジア人は軽んじられ権利を無視されている。
今日本は欧米に肩を並べようとしているが、欧米人は日本が対等になることを望んでは
いない。日本が独立を守り成長するのは大変なことだ。」と。
しかし最後に日本語で皆に「それが成功することを願っている」と励ましてくれました。
そして話の後でグラントは栄一に「自分も相撲がしたい」とリクエストし、初老ながら
アメリカ軍人の意地で力の入った取り組みをして日本での思い出にしました。



グラント一行は飛鳥山でのもてなしの後、上野公園での歓迎会には明治天皇の行幸も
あり、一連の行事は大成功に終わりました。
その成功の裏には、自分の想像以上に肝が据わっていた千代の内助の功があり、栄一は
千代に「お千代は世界に冠たる女子だ」と誇りに思うことを伝え、改めて感謝しました。



2か月の滞在を終えてグラントは帰国、そして日本が国力を高めることに力を注ぐ中、
政府の保護の元に三菱の岩崎弥太郎(中村芝翫さん)は海運業を独占しました。
岩崎は大隈重信(大倉孝二さん)との話で、黒田清隆が10年かけても開発できない
北海道を自分に預けて欲しいと頼みます。 ⇒ ⇒  こちら
しかし政府の御用商人ばかりが優遇され利益を得る世の中を人々は不満に思い、この頃
から自由民権運動が盛んになっていきました。 ⇒ ⇒  こちら
また政府の中でも伊藤・井上が大隈と対立し、二人は大隈を排斥しようといました。



機に乗じて三菱が海運業を独占したため三井は海運会社を潰され、さらに船賃まで
値上げされて物産業までやられているので、益田 孝(安井順平さん)は栄一のところに
助けを求めてきました。
三菱の独り勝ちは日本の国のためにも良くないから打破しなければと栄一は考え、自分
たちも合本による船会社をつくろうと提案しました。






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Last updated  November 16, 2021 10:47:35 PM
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