1664760 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

セレンディピティ

セレンディピティ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2016/03/17
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
19億年前頃になると海の酸素は飽和状態になり、酸素は空中へ放散されていくようになりました。

陸地の方は、25億年前頃にアークティカ大陸がつくられ、ウル大陸はほかの大陸とくっつき

第2ウル大陸になりました。さらにまた大陸とくっついて大きくなり第3ウル大陸になりました。

その後アトランティカ大陸ができ、大陸同士くっつき

ヌーナ大陸というさらに大きな大陸になっていきました。

Pangea_animation_03.gif ウィキペディアから

地球はプレートの移動によって、18億年前頃に第3ウル大陸、ヌーナ大陸、アトランティカ大陸の

3大陸となりました。すると地球の環境に大きな変動が起こりはじめ、

地球はだんだん冷えていきました。

そのことにより、海の栄養分は極度に不足していき、単細胞生物は次々死んでいってしまいました。

単細胞生物は栄養分が充分あるときは、効率よく分裂して増えていけましたが、

栄養分がないと簡単に死んでいきます。

単細胞生物とは細胞の中に1組の遺伝子(DNA)しかないので分裂するときは、

まずDNAがコピーされて同じDNAが二つになり、そして分裂していました。

青シンプル.JPG

しかし、栄養分が得られにくい環境になって次々仲間が死んでいくうち、その環境を生き延びる

ために細胞同士がくっついて、一つになって生き延びようとするものがでてきました。

二つの細胞がくっついたため、二つの遺伝子(DNA)を持つ単細胞生物が生まれたのです。

二つのDNAを持った細胞が分裂をすると、分裂前とは違ったものができてきました。

それまでの細胞は親というものはなく、同じDNAがコピーされて一つのものが二つに増えて

いくので数が増えるだけです。

二つのDNAを組み合わせて、新いDNAが作られると親と子という関係ができてきたのです。

それまでの生物は一つの細胞で、生命活動の何から何までやらなくてはならなかった単細胞生物です。

多細胞生物になると何をする細胞、何々をする細胞と担当が分かれ分業して、

全体として一つの生物として働くことが可能になりました。

そうなると専門家の集まりとなれるので能力は高まり、体は大きくなりますが、

この頃のものはまだ頭も足もない形らしい形を持っていないものでした。

青シンプル.JPG

ところが今まで酸素によって死ぬ一方だったバクテリアの中から、死んだバクテリアを食料にする

新しいタイプの生物が登場してきました。

それまでの生き物は硫化水素で生きている嫌気性のバクテリアか、光合成する生き物なので、

無機質の元素を取り入れるか、浮遊している有機物を食べて生きていました。

新しい生物は、生き物の死骸という有機質を取り入れて生きていく生物です。

この生物は酸素で呼吸することができるようになり、その後生きたバクテリアを

食べるものがでてきたのです。

この生物が登場したことにより食物連鎖が進展していくのです。

酸素を使うと硫化水素を使うより20倍多くのエネルギーが作れるので、

この生物は動き回る能力が高く、次々バクテリアを食べ始めました。

今までのバクテリアは細胞膜を食いちぎられ、遺伝子を食い荒らされてしまいます。

青シンプル.JPG

やがて食われてばかりだったバクテリアの中でお互いに身を寄せ合ってまとまり、

遺伝子を真ん中に集め、これを膜で囲って守っていくものが出てきました。

これまでのバクテリアは一つの細胞でできていて遺伝子(DNA)は一つです。

酸素を使って動き回る運動能力に長けたバクテリアに対し、

このバクテリアは遺伝子を集めた細胞核というデータバンクを持つことによって

学習能力と知恵の分業で対抗していったのです。

細胞核があると遺伝子情報をたくさん持つことができるようになります。

細胞もそれまでの単細胞バクテリアより大きくなります。体も大きくなって強くなっていきました。

そのおかげで、今までの生物と比べ物にならないくらい進化することが可能になったのです。

でも酸素に弱いままでは生き続けていくことはできません。

このバクテリアはその内うまい手を考えたのです。

まず酸素から身を守るために核膜というバリアをつくって遺伝子を守り、

細胞膜の中に酸素を吸って大きなエネルギーをつくれるバクテリアを取り込みました。

酸素呼吸するバクテリアを自分の細胞に取り込んで、このバクテリアの廃棄物を使うという手です。

酸素呼吸するバクテリアは酸素を取り入れてATP(アデノシン3燐酸)という物質をはきだします。

このATPというのは生物のエネルギーの元になっている物質です。

嫌気性のこのバクテリアは自分では大きな力が作れないのに、いくつかまとまって大きな細胞となり、

その中に酸素呼吸して大きな力を作れるバクテリアを飼育して、

そのバクテリアの作ったものを使って大きな力を得たのです。

細胞の中に取り込まれてしまった方のバクテリアはミトコンドリアというバクテリアです。

これが酸素毒に順応していった細胞群で、代謝系の器官(肺、肝臓、心臓などの

循環系器官、門脈(血管)など)に進化していったのです。

今も人体の細胞の中で酸素を調整して、細胞核やDNAを酸素毒から守る

働きをしています。人体では、口から入った空気(酸素)は気管を通って、すべて代謝系に流れ込み、

消化器系にはいかない仕組みになっています。

万が一、消化器系に酸素が微量たりとも侵入した場合には、細胞内のミトコンドリア

が調整し、酸素毒を防ぐようになっています。

消化器系の中には、100種、100兆個の微生物(腸内細菌)が棲息しており、

それらは当然の如く酸素を嫌う存在です。この微生物(腸内細菌)が消化器系

の中で生命活動に必要なあらゆるホルモンや酸素を生産し、人体内の60兆の

細胞と代謝系の臓器の働きを支えています。この二つの生命体の合体した

多細胞生物の誕生は、約10億年前です。

微生物学者によれば、腸内の微生物(腸内細菌)は、進化の過程からみれば

代謝系の臓器よりも古く、原始生命体の働きを受け継ぎ、微生物(腸内細菌)が

代謝系の臓器(肝臓、腎臓など)を作ったとし、

この新しく生まれたバクテリアは、それまでのバクテリアと違って細胞核をもったものなので、

真核生物として別のものとして分類されます。

細胞の中にミトコンドリアと鞭毛性のバクテリアの二つを取り入れることに成功した生物は

やがて動物へと進化していきます。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016/03/18 12:58:57 AM


PR

フリーページ

プロフィール

SaLa39771

SaLa39771

カレンダー

お気に入りブログ

あとと少しで・・・ New! 白山菊理姫さん

Impact Innovation J… 柴犬ブン4781さん
久米島ゆんたくスペ… 久米島オーハッピーさん

© Rakuten Group, Inc.