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テーマ:読書(8286)
カテゴリ:本
新年あけましておめでとうございます。関東地方では気候が温暖で、いいお正月でした。
年末の話ですが、NHKでいい番組がオンエアされていた。 松本清張さんの「小説帝銀事件」をめぐるあれやこれや、もちろん事件のあらましは大雑把に存じていますが、掘り下げるまではしませんでした。 前編はドラマ仕立てで、大沢たかおさんが真逆の風貌の清張さんになりきっていて、吃驚したものです。 40年間その時の法務大臣が死刑執行のサインをしなかったということで、冤罪の可能性が高いという話は聞いていましたが、結局容疑者の獄死ということで決着したそうです。 では真犯人は?という事になるのですが、意外な名称が出てきて、びっくりしました。 「登戸研究所」 現在は明治大学生田キャンパスになっていますが、戦前は陸軍731部隊の本拠地だったそうです。 名前だけは知っている、森村誠一さんの「悪魔の飽食」という本がベストセラーになって、読みはしませんでしたが、内容は聴いたことがある。まさに👿の所業ですね。 実は引っ越して間もない時、こちらの図書館が地域住民に開放されていて、せっせと通っていた時期がありました。 なぜか、エスカレーターを降りて、右手に生田神社という古社があったのですよ。 ここに映画「2001年宇宙の旅」に出てくるモノリスのような石碑がありまして(高さ3メートル!) 動物慰霊碑と彫られていました。要するに、実験で犠牲になった動物さんたちを供養するそうですが、デカすぎませんか?おまけに社があるんですよ、研究者の方を弔っているそうですが、うーん。 清張さんはGH●ぐるみの隠蔽工作では?と匂わせていました。 清張さんは果敢にタブーに切り込んだ方だったような気がします。 絶筆で終わった遺作「神々の乱心」では何と皇室と新興宗教がモデルになっていたそうです。 ド素人の私でもこわっ!! 以前は本屋さんに行くと、清張さんの棚みたいのがあって、右から左まで清張さんというのが珍しくありませんでした、恐ろしく多作だったようです。以前は片っ端から読むでしたが、今後はじっくり選んで読んでみたいですね。一応ガイド本がありました。 こちらは、清張さんの大ファンでもある阿刀田高さんが、同業者としての切り口から、清張ワールドに迫っています。 みうらさんは旧家庭を解散し、新家庭をスタートさせたそうです。 とても感心したことではありませんが、その時のあれやこれやの厄介ごとを経験して、初めて清張さんの登場人物の気持ちが理解できたそうです。清張は年取らなきゃわからないと書かれていました。 没後30年、いまだに読者を引き付けてやまない清張さん、さすが!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.01.09 19:02:21
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