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カテゴリ:おピアノの練習ざますの
ペダリングって、本当に奥が深い。
前にPTNAステップで、「赤とんぼ」(山田耕筰/稲森康利編曲)を弾いたときは、水彩画のイメージで、最初にペダルを踏んでおいて、そっとpを出すという方法をとっていました。(ちなみに、演奏は「赤点とんぼ」だ) その後、師匠からは、半拍おいた後のペダルや、ペダルの有効な解放の仕方などを教えてもらいました。 今回のPTNAステップ(ポピュラーステージ)では、アドバイザー先生がアクセントペダルに言及され、私の演奏した「アメリタンゴ」はアクセントペダル的な使い方が、より有効だということが分かりました。 タンゴだから、一元的にというわけではなく、曲との相性により試行錯誤し、耳でひとつひとつ確認していくことになります。 **** ぴあ空版「アメリタンゴ」をこう弾きたかった? **** 例えば、これは展開部に入った部分だが、一小節を3+3+2で切り、且つそれぞれの3,3,2の「それぞれ頭から尻」までペダルで響かせた場合、とてもフワっとした優しさと和声の移ろいが綺麗になり、クラシック的な洗練された魅力を出すことができます。又、夢見ごこちな、卑猥な感じも出せるのです。 しかし、3,3、2の「頭の部分のみ(アクセント部分のみ)」をペダルで響かせた場合、相当なパンチが利き、内声がギターを強くかき鳴らすように聴こえるのももうひとつの方法です。確かにココは、キンテートのイメージがいいかもしれない。 編曲者の宮崎幸夫氏模範CDは、どちらかというこ後者になっています。 私はというと。。。。導入部分が歯切れ良い音楽だったため、ここは流麗なコントラストを出すため、前者の方法、タタタ・タタタ・タタの区切りごとに繋げて使っていた。 しかし、この辺はピアノとの相性や、観客の層によって弾き分けるのが、本当のプロかもしれないと思ったのだ。そう、「空気を読む」という方法。。。。 (ぴあ空には、そんなスキルは毛頭ないが、いつかは、やってみたい。) ここは、私の好きな思いっきり叫べる場所です。(^^;)タンゴという性格上、ここをさらりと綺麗に弾くのではなく、えぐり出すように濃密に弾きたいと考えておりました。 ここもペダリングは、悩む箇所であります。 左の3+3+2に合わせて短めのペダルを踏むと、拍外しで入る右手の流麗でつながりのあるメロディが切れ切れになってしまう部分だからです。 でも、右手は技巧的にカバーができれば、ここもアクセント・ペダルに転換が可能な部分です。左手の音がクリアになって、かなりのインパクトが狙えそうです。 いわゆる。。。。ディープ・インパクトです。(今日、1/2馬身で負けてましたね。) **** ぴあ空版「アメリタンゴ」をこう弾きたかった?<完> **** ステージが終わってから、反省や試したかったこと、学んだことが山ほど出てきます。これをちゃんとやってると、たぶん上手くなれるんだろうな。(ちゃんとやってない自分が、ここにいるが) ペダルをあくせく踏むのではなく、必要とする位置を的確+不自然にならないように、ツボを押さえたいと思います。(足ツボマッサージ?)そのために、良い耳を養わなくちゃ。(パンの耳を残さないなどの努力は常に怠らないヨ。) 作曲家の意図を踏まえつつ、自分らしくって、実はとても大変なのですね。 今、ピアソラ氏の棺おけの蓋を開けて、聞きたいくらいですが、クリスマスなのでやめときますね。 **** 今日のおピアノ **** 1.ハノン 2.モーツアルト; K448 プリモ 3.ピアソラ; アメリタンゴ ピアノに向かっていると、病気の息子が疎外感を感じてるように見える(そう見える)ので、早々に切り上げました。お正月は、ガッツで弾くぞ!(お正ガッツ) んだば! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年12月26日 01時00分06秒
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