カテゴリ:日常
先週、献血をした。
献血って、健康だったら誰でもできるわけぢゃなく、いろんな条件に見合う人でないといけない。で、必ず問題になるのが海外渡航歴。特に今のニッポンの制度だと、僕の身体に流れてる血はたぶん一生受け入れていただけない。例の、イギリスに90年代前半に住んだことのある人はダメ、とかいうやつ。ヤコブ病? こちらアメリカでも似たような規定はあって、でも条件がかなり緩く、イギリス居住経験者でもだいたいは献血できる。おかげでこのたびめでたく血を納めさせていただいた次第。「あなたの人種は?」みたいに軽く詰問はされたけれど。 規制が緩いのって喜ぶべきなんだろか、それとも危惧すべき? インフルエンザの予防注射なんかにもアメリカらしいお国柄を見てとれる。ってゆーか、かなりお気軽、お手軽。全ては自己責任。悪く言えば、チョーいーかげん。 注射の前に医者から根掘り葉掘り今の体調とか訊かれたりすることもない。 「注射後に何らかの異常反応があったり、予防注射を受けたのにインフルエンザに感染しても、ぜぇったいに文句は言いましぇん」みたいな誓約書に署名させられるだけ。 ときどき役場とかが手配した出張注射車が町にやってくる。無愛想な看護士のおばさんが独りで自ら運転してご登場。閑散期の遊園地のだだっ広い駐車場などが注射場と化す。人は車に乗ってやってきて、そのまま車に乗ったまま窓から腕を出して注射していただく。そんだけ。所要時間たったの30秒。 アメリカの医療水準は世界的に見てもかなり高いらしいけれども、手を抜くところは徹底的に手を抜きまくる……。うーむ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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