ピカルディの三度。～T.H.の音楽日誌/映画日誌（米国発）

　今日は、音大生のレッスン受講の様子を見学させていただきました。
　英語で言うところのマスタークラスっていうやつです。プロのバイオリン弾きを目指す若人らが、日ごろの練習の成果を有名バイオリニストＣさんの前で披露し、本人から直接指導してもらいます。
　
　ほんとは大学関係者のみを対象とした内輪の勉強会であるにもかかわらず、友人のコネのおかげで部外者のぼくも強引に潜入することができました。

　それこそ最初のほうは、生徒の身になって緊張しながら見学してましたが、やっぱり他人の稽古を覗き見するのって楽しい。

　いぢめられてる受講生らはタイヘンそうでした。傍から見ると彼らは既に完璧に弾きこなしてるのですが、Ｃさんってば奏法の細かいとこまで突っ込む突っ込む。実に勉強になりました。（受講生の持参した曲は、モーツァルトの協奏曲３番１楽章、シベリウスの協奏曲３楽章、サンサーンスの序奏とロンカプ、ドビュッシーのソナタ１楽章）

　会場には、講師Ｃさん以外にも有名な演奏家の方々が来ていました。みんなして、世界を舞台に大活躍なさってる割にはフツーのおじさんでした。