1437230 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
Nov 28, 2017
XML
「MかFか」

 今日は四重奏の練習日。久しぶりにベト様の初期作品18の3を。Vln1 ぼく、Vln2 Yさん、Vla Nさん、Vlc Eさん。

 この曲は、いちおう3番となってるものの実は彼が最初に書いた四重奏曲、というのをどっかで読んだ記憶がある。でも曲の完成度はおそらく後期作品(「第九」とか)に匹敵すると言っちゃってよいかも。
 随所に「どっきり」が仕掛けられてて楽しいし、とにかく緻密。音階を駆け上がったり駆け下がったりするところも、最終目的音にきちんと着地するために、つじつま合わせのコワザがさりげなく使われてたり。モーツァルトとかシューベルトには見られないテク。二重フーガもご登場。強弱の指定も「オレ様」度がハンパなくて、ベートーベン以外の何者でもなく。
 あと、終楽章弾いてて思ったけど、作曲家の技量が顕著に表れるのって、8分の6拍子の曲ではないかと。完ぺき。しかもあれほどドンチャン騒ぎしといて、最後はおしとやかにひっそりと。

 備忘。この曲には、smorzando と sforzando の両方が出てくるので要注意。スモルツァンドは「死にゆくように消え失せていく」の意。どーせ誤植ぢゃないの?とか言ってスフォルツァンド(=「その音のみを強めにガン弾き」)で弾いてる場合ぢゃないし。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Nov 30, 2017 11:28:06 PM
コメント(1) | コメントを書く
[音楽(クラシック)] カテゴリの最新記事


PR

フリーページ

日記/記事の投稿

カテゴリ

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ピカルディの三度TH

ピカルディの三度TH


© Rakuten Group, Inc.
X