カテゴリ:映画、テレビ
「私には戻る胸もない、戻る戻る胸もない」(評価 ★★★☆☆ 三つ星)
いよいよ米アカデミー賞授賞式が迫ってきているけれども、外国語(←英語以外の言語)部門で候補に挙がってるチリ映画を鑑賞。 かつてはダニエルという名の男性だったが今は名前を変え女性として生きている歌手マリーナが主人公。初老の紳士(離婚ずみ)とひっそり愛を育んでいた矢先に彼が倒れてしまう。 日本でも現在公開ちゅう。http://naturalwoman-movie.com/ <感想> オスカーを受賞するかどうかはほかの作品と比較してみないとわからないのでビミョー。映画的には確かに佳作だし、ぼくはチリ映画を観たのはおそらくこれが初めてなので、応援させていただきたいものの。 このテの作品は決して客観的に傍観してはいけないような気がする。それぞれのキャラの立場になって彼らの心情を推測しながら観ると楽しめるはず。つまり以下の三者。 自分の娘ほどの若い美魔女と恋に落ちるオルランド 自分の父親ほどの男と恋に落ちるマリーナ マリーナのことを快く思わない周囲(オルランドの元妻や息子) でも、結論としては、どの役どころもなんとも描写が曖昧でわかりづらかった。特にオルランド。彼はほんとにマリーナを愛してたっぽいのだけれど、陰でこっそり何かやらかしてるらしく、かと言って謎解き映画ではないのでどう解釈したらよいのか悩む。 <題名について> 原題は「ファンタスティカ」な女なのに、日本での題名は「ナチュラル」な女になってる。そこに深い意味はあるのかないのかは謎。劇中で「ナチュラルウーマン」という曲(1960年代の米国の大衆歌謡)が流れるので、そこからとったんだろうけれど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Mar 3, 2018 09:24:43 AM
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