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ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

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May 9, 2019
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 「ファンホーム」というミュージカルを演奏しました。ぼくは補欠でして、代弾きとして今日一回だけの登板。

 楽団は全部で七名:ネイトさん(鍵盤)、デイブさん(木管)、ぼく(バイオリン/ビオラ)、ジャニスさん(チェロ)、オースティンさん(ギター)、トムさん(ベース)、ジミーさん(ドラムス)。
 指揮はニックさん、音響はランディさん、演出はビルさんでした。

 ブロードウェイで数年前に初演され、当時かなり話題になった演目。主人公の女性を、少女時代、大学生時代、中年時代の三人の女優が演じます。ちょっとややこしいかも。
 てか、個人の感想としては、ミュージカル的にもっと映える印象的な楽曲が必要かと。休憩なし全一幕という構成だからかもしれないけど、起承転結とかのメリハリに欠ける。
 ぼくが唯一気に入った曲は「Days (and days)」。夫の不倫を知りながらも子育てを全うし家庭を支えてきた妻が、しみじみと語るように歌います。
 子役の俳優さんたちも大活躍でした。ジャクソンファイブ系(ちびっこ歌手の競演系)の元気な楽曲もありました。

 いずれにせよ、毎度のことながらオケピットから舞台は全く見えず、なんとも歯がゆい。聞こえてくる音声をたよりにあくまで想像/妄想することしかできませんでしたが、特にこの作品は、ミュージカルとしては期待しすぎずに、芝居自体をじっくり堪能するつもりで観てみたいと思わせるものがありました。





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最終更新日  May 12, 2019 09:24:33 PM
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