カテゴリ:映画、テレビ
「水割りをください涙の数だけ今夜は思いきり酔ってみたいのよ」(評価 ★★★★★ 満点五つ星)
こないだ亡くなったアニエス・バルダ様が監督なさった60年近く前に作られた映画。彼女の作品はほとんど観たことがなかったし、いちかばちかで本作を選んで観てみることに。 不治の病(らしきもの)の苦しむ主人公が医者からの診断結果報告を待つまでの二時間を描いた物語。夕方の街を彷徨う。 <感想> いろいろとツッコミどころはあるのだけれど、なんだかんだ言って最後まで魅せられたし、満点五つ星。 パリの街並みを横から上から斜めから撮影されてて、それだけで萌える。 それにしても、この主人公女子、なにげにかっこよい。病気で死ぬかも知れない絶望感を表現しつつも、凛とした美しさとたくましさを保ってる。たとえば喫茶処に立ち寄る場面では、優雅にカフェオレとかを注文するんぢゃなく、アルコホールをきゅっと呑み干し、さっそうと街へと繰り出していく。 ちなみにピアノのお上手なお兄さんがチョイ役で出演なさってるのだけれど、実はこのお方、ミシェル・ルグラン様。彼もまたこないだ亡くなったそうで。 劇中で使われるシャンソン「Sans Toi」は名曲(たぶん)。どっかで使えそう。←どこで? こんな曲→ https://www.youtube.com/watch?v=PkpyjKugjM8 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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