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ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

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Mar 13, 2021
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カテゴリ:映画、テレビ
「(たぶん)ひとりでできるもん」(評価 ★★★★☆ 四つ星)

 ぼくはかれこれ一年以上も映画館に行ってなかったけれども、今日はマスク着用していざ出陣、久々に劇場の銀幕で鑑賞。

 認知症が進行ちゅうの後期高齢者(アンソニー・ホプキンス演)が主人公。娘役はオリビア・コールマン。ほか出演者はわずか数人のみ。
 日本では五月に公開予定、公式サイトは https://thefather.jp/

 
<感想>
 てっきり、「泣いてください」系映画なのかと思ってて、念のため木綿のハンケチーフを持参して鑑賞に臨んだのだけれど、そうゆう映画ぢゃなかった。視聴者を号泣させようとせっせと陳腐な演出するなんて時代遅れ、この作品はもっと深い。
 てか、わかりにくい。とにかく頭を使って観なきゃいけない映画なので、こちらアメリカでは大衆に激しく好かれることはないと思われる。よって、どこまで映画賞を獲るかはビミョー。

 ほかの映画によくありがちなように「介護に苦労する可哀そうな私」を描くのではなく、その真逆。老人本人の目線で話が進んでいくのは斬新。観てるこっちまで混乱してごっちゃになってしまう。
 自分が誰かはわかっている。いちいち介護してもらわなくてもいいとすら思ってる。が、周りの人の顔と名前が入れ違いになったり、場所とか時代も曖昧になってしまってる。そして、ヤバい状態であることも自覚はできている。でも、じゃぁどうしたらいいのか。
 アントニー・ホプキンスさんはさすがに超名演。素晴らしすぎ。

 監督はフロリアン・ゼレールというフランス人。こんないい映画を作る名監督なのに、ぼくは氏の名前を今の今まで存じなかった。
 音楽は、もはやおなじみルドビコ・エイナウディ。こないだ観た「ノマドランド」も彼だったし、相変わらず稼いでいらっしゃるもよう。





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最終更新日  Mar 14, 2021 09:58:12 AM
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