ピカルディの三度。～T.H.の音楽日誌/映画日誌（米国発）

「あの子が欲しいこの子が欲しい相談しようそうしよう」（評価 ★★★☆☆ 三つ星）

　なかなか妊活がうまくいかず子どもを授かれないと知った男女が養子を迎えようとする話。二期（各八話）ぶん全て観終えたのでその感想を。

　舞台となってる場所がロンドン北西のカムデンタウンという設定からして絶妙。山の手ではないけど下町とも違う。運河の映像もいい感じ。ときどき都心（バッキンガム宮殿とか）にも出たり、さらにはコッツウォルヅ地方にまで足を延ばしたり、イギリスが好きな人ならいちいち好意的に観られるはず。

　役者さんたちは地味めな方々が多いという印象。主演のライフ・スポールさんは確かティモスィー・スポールさんの息子さん。なお、ぼくの大好きなイメルダ・スタウントンおばさまも出演なさってる。
　登場人物の多くが共感できるキャラってのも良かった。

　細かいところではいろいろと気に入らない演出も多くて観てて疲れるものの、一話あたり30分だし、なんとなくだらだらちまちま見続けてたら、結局は最後まで観られた。特に面白い作品とは思わないけど、こうゆう作品もたまにはいいかなーぐらいの感想。

　養子を考えてる方々にとって参考になるドラマかと聞かれたら答えはたぶん「いいえ」。←国によって手続きも違うだろうし