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ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

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Jun 18, 2023
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弦楽隊の面々。

 「ザ・プロム」を劇伴で演奏しました。
 2018年に作られたミュージカル。2020年に映画化されたときはメリル・ストリープさん、ジェイムズ・コーデンさんらが出演して話題になった作品でもあり。

 全12回の公演が無事に終了しました。楽しく弾けました。やっぱりこうゆう涙あり笑いあり踊りあり、しかも最後は幸せな結末というのは、毎晩のように弾いても精神的に参らない。

 監督はビルさん、音楽監督はチャドさんでした。
 楽団は14人。鍵盤が二人いてギターもいるうえにさらに弦楽四重奏つきというのはちょっとこってりすぎという気もしたし、曲によっては編曲がイマイチ。「Love Thy Neighbor」や「Unruly Heart」などはもっと弦を活用した編曲にしていただきたかった。ちょっと調べてみたら、やはり2020年の映画版のほうが編曲がうまくまとまってるという印象。

 ぼくが個人的に好きなのは第一幕の「It's Not About Me」。メキシコ大衆歌謡系の八分の七拍子の快活な短調曲。
 第一バイオリンが目立つ(唯一の)曲は第二幕の「Zazz」。

 あと、この演目は配役が重要。高校生役に若い役者(若く見える役者)が多数必要だし、中高年のオトナの役もどれも重要。全員で群舞する場面も多く、中高年キャラの俳優さんたちもちゃんと踊れるおじさんおばさんじゃないと。

鍵盤1:パティ
鍵盤2:ジョン(代弾き:アダム)
木管1:カイル(代吹き:ジェイソン)
木管2:ロウズマリ
トランペット1:スティーブ(代吹き:グレッグ、ダグ)
トランペット2:ショーン
トロンボーン:ロブ
バイオリン1:ぼく
バイオリン2:ブルース
ビオラ:バーブ
チェロ:エレン
ギター:トム
ベース:トム
太鼓群:ジミー
指揮/人事:チャド





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最終更新日  Jun 24, 2023 06:12:30 PM
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