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2012.11.02
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前回の日記に、夜行列車のコンパートメントについて書いた。

その記事をアップして、「しまった!」と後で気付いた。


スロベニアはリュブリャーナのホステルの話を覚えてくれているだろうか。

あの、まるで50年前の芸術家アパートみたいだった酷い宿のこと。
一つの部屋に、2人の男性とともに押し込まれた あの宿のことだ。
ま、押し込まれたという表現は正しくないが。(笑)


picchuちゃんは誰とでも寝れるから。
帰国後に2人の元同僚と会った時、はぁと溜め息をつきながら いきなりI崎さんがそんなことを言う。
あの日記がよほど強烈だったらしい。

え"? 一瞬、空気が固まる。

そ、そんなふうに言っちゃぁ、知らない人が聞いたら変な誤解しちゃうじゃない!!!(><)

すでに遅し、同席するK西さんは目をまん丸に見開いていた。
「え"? picchukoさんって、そんな人だったの?」

「picchukoさんと旅すると、ミステリじゃなくホラーになっちゃう。」
誤解が解けた後も、K西さんにインプットされた「誰とでも寝れるpicchuko」が訂正されることはない。(涙)


それなのに、またも真夜中のコンパートメント車で男性と二人きり、などと書いてしまったものだから、次に会う時の彼女らの反応が怖い。
せめて驚く時は声を低めに、周囲に漏れないようにしてもらいたい。(苦笑)


Picture091512_232539-1.jpg


リュブリャーナだけではない、セルビアはベオグラードで泊まったホステルも私的にはきつかった。

彼女達が驚く、"男性2人に私だけ"という、そこまで酷くはなかったが、
その名も『12 Monkeys Hostel』、名前の通り 一部屋に男女まぜこぜで12人が寝泊りする。

「12 Monkeys ? なかなかユニークな名前ね。」
ザグレブからベオグラードまで、7時間近く列車で隣り合わせになったセルビア人のイワナでさえクスッと笑った。
滅多に表情を変えない彼女にとって、珍しい場面。


まぁ、『12 Monkeys』でなくとも、セルビアのホステルはビルの1フロアーを利用しているものが多い。
大きな部屋に2段ベッドを押し並べ、バス&トイレ、キッチン、リビング、そして玄関のスペースがフロントだ。

昼間のリビングではインターネットをしたり、読書したりと各々気ままに時間を過ごしている。
2段ベッドについては特筆することはないが、敷かれたマットは意外にも並みのホテルより寝心地が良かった。


私が滞在した時はちょうど男女6人づつだったろうか、ある意味バランスよく(?)ではある。
英国から来た人、スペイン人も現地セルビア人もいた、ちょうど欧州人ばかりだった気がする。


それらをまとめ、こまめに このホステルを管理しているのが、セルビア人のマルコ。
ちびまる子ちゃんではない、背が高く、剃っても剃ってもくじけない 逞しく濃い髭を持つ男性だ。

彼はホステルを管理をするだけでなく、夜にだって活躍する。


このホステル、夜更けから早朝まで、狭いリビングでは毎夜パーティが開かれるのだ。

まこと、うるさい。
夜は寝ましょ、という空気ではない。 一晩中、飲み明かしましょ、なのだ。
しかも、大音量のミュージック付き。
若者だけかと思いきや、明らかに年配である女性までも上機嫌で踊っている。

彼らは観光のためにここに来ているのではなく、多国籍パーティを楽しむために滞在している。
眠るのは、夜が明けてからでいい人ばかり。

だが、私が宿に求めるものは、質の良い睡眠だ。 宴会になど興味はない。
ここでは居られない、一晩目からそう思った。


291.JPG


「マルコ、私、今晩の夜行でザルツブルクに戻ることにしたから。」

ベオグラードの重い空気だけではなく、無機質のビル群に追い込まれただけでなく、
このホステルの夜に付いていけなかったことも、ザルツブルクまで引きかえす私の背中を押したのだと思う。


「ベオグラード? ユーゴスラビアの? picchuko!そこはとても危険な国だ!」
私がベオグラードに居ることを知るや、30分ごとにメールしてくるセルビア嫌いなムラトさんの勢いに負けたところもあるのだが。




picchukoさんが誰とでも寝れることは事実だが(笑)、あまりにも大勢で騒ぎ立てる部屋はご免だ。

しかし、「誰とでも寝れる」というこの表現、もっと他に言いようはないものか。。。




写真は、どちらもセルビアの首都ベオグラード。
一枚目が、秋のカレメグダン公園。 二枚目は、『12 Monkeys Hostel』の近く。


Google map<2012.09.14~15 Beograd>





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Last updated  2012.11.04 17:35:12
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