|
テーマ:戦争反対(1190)
カテゴリ:カテゴリ未分類
昨日夕方及び今日昼のニュースで邦人3名が人質になっていることを知り、目隠しをされ銃を持った人間に囲まれている映像が目に入ってきました。
その後日本でおきているデモ運動、そしてご家族の方々の痛々しい様子と続いて報道され涙しました。 てっきり自衛隊を引き上げる方向へことが運んでいることを期待していたら、政府発表の発言から想像できる心情はつまり、「重要人物ではないので見殺しにする」とフランスのメディアで訳されています。 日本人は「国益」のためには国民の命を犠牲にする「大日本帝国主義」に逆戻りしているのでしょうか。 行った本人が悪いという意見もネット上で飛び交っています。 そんなこと、3人を救い出してから攻めたいだけ攻めればいいじゃないですか。 今重要なのは「なぜ行ったか」ではなく「3人の命を救う」ことなのでは。 「日本はイラクの味方であることをわからせる」 どうしてこれほど悠長でいられるのでしょう? 理屈がわかる相手であればあんなに何年も国内紛争が続いているはずは無いではありませんか? 冷静でない相手に対して、しかも思想も宗教も何もかも異なる民族に対して、しかも戦争の真っ只中においてどうやって何を「わからせる」と言うのでしょう? 「復旧支援の自衛隊を撤去することはありえない」 これも謎です。 ル・モンド誌によればここ数日自衛隊はキャンプから一歩も外に出ていないとか。 それはそうでしょう、日本人民間人が人質になったくらいですから軍服を着た自衛隊など目だったことができるはずがありません。 このような状況下で何が復興なのでしょう? 何が支援なのでしょう? 第一、日本人が人質となった以上、自衛隊がやっていることはありがた迷惑とは思えないのでしょうか。 誰が自衛隊を必要としているのでしょうか。 ブッシュが必要としているだけではないですか? イラク国民自身が必要と感じ、直に頭を下げてきた時に派遣しなおせばいいだけの話ではないですか? 混乱したイラク国内を外国の手でどうにかできるなどおごりもいいところです。 余計なお世話です。 喜ばれていると思い込んでいるのならばそれはアメリカへの面目がそうさせ、さらに引っ込みがつかなくなっているだけとしか映りません。 「テロに屈してはならない」 非常に良い言葉だと思います。 しかしスペインの電車爆発テロをもう忘れてしまったのでしょうか? テロ直後政府は崩壊し社会党が新政府を設立、即座にイラクから軍隊を引き上げることを決定しました。 あれを「テロに屈した」と日本政府は捉えるのでしょうか? 自国を守った潔い決断とはいえませんか? 誰が始めた戦争…と遡れば収集がつかなくなってしまいます。 が、自国民三名の命と引き換えに他国支援を続行するなどどんな理屈をつけても理解できないことです。 自然ではないからです。 「命」の前にはどんな理由も無意味です。 人質の救出方法が明白な今、何を迷うことがありましょうか? 外国メディアの日本に対するイメージは奇麗事を並べブッシュに追随するほどに「ブッシュの犬」でしかないのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.04.10 01:49:32
|