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カテゴリ:フランス時事
昨日テレビのニュースで、中国の一般市民がようやく観光ヴィザでフランスに旅行に来れるようになったと報道されていました。
よくよく聞けば今まで中国人は、会社の出向や出張での労働ヴィザのみでしかフランスに来れなかったとのこと。 え?じゃあ、この間パリで頻繁に見かけた、高級店の買い物袋を下げおしゃれな格好をし、見かけは限りなく日本人に近いのに日本語じゃない言葉を話していたアジア人たちは韓国人てことかな?あ、台湾人のセンも強いか。 ということはフランスのいたる町で見かける中華食材店やレストランを営む、とてもビジネスマンに見えない中国人たちは、国を脱出し、もう国に帰らないつもりで移り住んだ移民ということなんですね。 知らなかった~~。 さて昨日から発行されることになった観光ヴィザ、なんと1500ユーロ(約20万円)の担保を払って発行、観光旅行後にきっちり出国のハンコを押されたパスポートで確かに本人が帰国したことが確認されてようやく返金されるという、とても日本では想像できないシステムをとっています。 それはつまり、過去に中国を捨てた在仏中国人が観光ヴィザで出国してきた家族・親戚、友達、知人などと示し合わせて入れ替わり、不正に本国に帰るのを防ぐためなんだとか。 母国に二度と帰らない覚悟を決めて出国なんて、私にはできないなぁ…。 なんにせよ、大金を一時的に払っても観光旅行をしたい一般中国人は多いそうで、フランス系旅行会社も爆発的に増えるだろう中国人旅行者に備えるため様々なプランを検討中とのことです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.09.25 15:53:40
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