カテゴリ:ぴかままの仕事部屋
5月に宮崎で出演するコンサートのご案内を、コンサート案内のページにアップさせて頂きました。
シェーンベルク「Pierrot lunaire(月に憑かれたピエロ)」。 これはご存じのかたにはもちろんお馴染みの作品でしょうが、ここでちょっとだけ、簡単にご案内をさせてもらいましょうか。 「つきのひかりは めでのむわいん・・・」 ベルギーの詩人 アルベール・ジローのフランス語の50編の詩をオットー・エーリヒ・ハルトレーベンがドイツ語に訳したものから選ばれた21の詩を、5人の楽器奏者と語り手が綴っていきます。そう、このソプラノのパートは、シュプレヒシュティンメと名付けられた、歌と語りとの中間の声によって演じられるのです。そのため、このパートは歌手がやる場合と役者さんがやる場合と、両方あるんですよ。また、ソプラノと言ってもものすご~く低い音なんかもあるので、メゾソプラノが演奏する場合も多いですね。 のちの作曲家達に様々な形で影響を残した、シェーンベルクの代表作のひとつです。 シェーンベルクというと新ウィーン楽派を代表する作曲家ですのでウィーンとばかり結びつけられがちですが、この「ピエロ」、実はベルリンで初演(1912年)されているんですよ。 私自身、すでに何度も演奏したことのある作品ですが、やるたびに新しい発見があったりアイディアが湧いたりして、何度演奏しても飽きるということのない作品です。 前回日本でアンサンブル・ノマドと共に演奏した際には、こちらでファッシング(カーニバル)の季節に買っておいた道化師の衣裳を着て舞台に上がりました(爆)。今回はパントマイムのパフォーマンスがつくということで、私は普通にコンサートドレスか何かになると思いますが・・・。 宮崎、それもゴールデンウィーク真っ只中ということで、お近くのかた、また、たまたまその時期宮崎へ旅行に行くというかたがいらっしゃいましたら、是非覗いてみて下さいね。 リンクした主催者のサイトには、まだ私の名前が出ておりませんが、最新のチラシなどにはすでに出ているそうですので、こちらでもご案内をさせて頂きました。 追記:おかげさまで完売となりました。ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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