カテゴリ:石ラー「もどき」研究会
なんだか最近、アップしなければならぬネタが溜まるばかりで実際にアップするのが遅れております(汗)。まずは石ラーネタを。
うちの近所には、本格的ではないけれど一応アジアショップ、というお店が結構あります。 本格的、というのは要するに、市内全域からアジア人が買い出しに来るような、ある程度規模の大きなお店、という意味なんですが、近所のアジアショップは、アジア人が経営しているけれども置いてあるのは殆どこちらのもので、お店の隅っこのほうに少しだけ中華調味料や春雨なんかが並んでいるというようなお店もあれば、いちおう中国インド韓国日本などなどの品をまんべんなく揃えようとしてはいるものの店の規模が小さくて選択肢が少ない、というお店もあります。 このあたりは決してアジア人人口が多いわけじゃないと思うんですが、何でこの辺にこんなに何軒も?と思うほどあるんですよ。まあそれでも、都心の大きなお店に比べると品物が古かったり値段も高かったりすることが多いので、急を要する時以外は滅多に買い物をすることはありませんでした。 そのうちの一軒に、ふと気が向いて立ち寄りました。 アジアショップでチェックするのは、これまではやはり、自分が使いそうな特定のものばかりだったのですが、「石ラーもどき研究」を始めて以来、それまでは目もくれなかったようなスパイスに注目したりしているのです。 ここのお店で、こんなものが目につきました。 なに、これ・・・? なんだかアヤシイ感じの包みです。 手にとってよく見て見ると、「ネパール・ヒマラヤ・マサラ」とあります。 どうやら、ネパールのスパイスミックスのようです。 配合を読んでみると(全部ドイツ語)・・・ 「17種類のスパイスのミックス:チリ、シナモンの葉、ロングペッパー、パセリシード、コリアンダーシード、生姜、ニンニク、グリーン&ブラックカルダモン、ブラックペッパー、ターメリック、クローブ、サフラン、ナツメグ、シナモン、クミン、レモングラス」・・・と書いてありました。 そう、あの、ベルリンではまだ見つからない「ロングペッパー」が、入っているらしいんです。 ちなみに、ロングペッパーを置いていないかどうか、パキスタンショップに立ち寄って聞いてみたのですが、何しろ需要が少ないので仕入れられないのだというのです。そりゃそうだ、買う人がいないものをずっと置いていても、香りが飛んで売り物にならなくなっちゃいますよね。やはり、よほどインド人やパキスタン人、タイ人なんかの多いところじゃないと無理なんでしょう。 この「ヒマラヤマサラ」、ひとパック1.50EURだというので、買ってみることにしました。この値段ならもし使い物にならなくとも惜しくないし。 開けてみるとこんな感じです。何グラムはいっているのかも書いていないパッケージ。量ってみたら、50g入りだったようです。ふむふむ、なかなか面白い香り。なんとなく石ラーを思わせてくれるような気もしないでもない。 同封の説明書(これもドイツ語)に、これを使った料理のレシピがいくつか載っていました。 中に、ネパール餃子「モモ」のレシピも。 そういえば、去年「苦」でどなたか、この「モモ」の話で盛り上がっていませんでしたっけ?うっすらと記憶に残っているんですが。 この「モモ」のレシピの挽肉のところに、「好みにより牛、ラム、ヤク、豚など」とあるんですよ。ヤクですよヤク!んなもん、レシピに書かれても手に入りませんからっ?! ・・・結構笑えました。 これを使って、石ラーもどき試作品を作ってみました。 名付けて「試作品P3号」。 配合は「研究会」のページのほうに載せました。 これ、結構いけます。 でも、なんとな~くカレーの香りがするような気も・・・(笑)。 このマサラ、石ラーもどき以外にもいろいろ使えそうです。 パンプキンさんからインドのスパイスも届いたばかりですし、なんだか我が家のキッチン、急にどこぞへ空間移動してしまったかのようですよ(笑)。 「石ラーもどき研究会」、ほかにも本物を初体験して感動しているmelocotonさんや、中国ラーメン店の卓上の辣油が気に入って、「これ売ってないの?!」と店員に詰め寄ったKIKちゃん、くめじまラー油と石ラーとの食べ比べをしたカイエさんなどからも報告が届いていますのでどうぞご覧下され。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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