テーマ:ささやかな幸せ(6739)
カテゴリ:遊びをせんとて…
その日はクリスマス、12月25日。その日限りとなるイルミネーションは師走の銀座の街を明るい色に染め上げていました 裏通りにあるビルの地下に降りて行くとそこは銀座TACT 。昔ながらのライヴハウスなのですが、場所柄かどこか垢抜けた雰囲気が漂います。そんな銀座TACTの空間を埋め尽くす昭和の匂いのする男女(もちろん、私も含めて)。
ジュリーマニアと銘うったライヴ(意外に男性客も多い)。ジュリーこと沢田研二が大好きなTさんにお世話していただいて私も会場の中のひとりになったわけですが、今宵のスターはジュリー本人ではありません。佐藤雅人さんというジュリーのそっくりさんのステージなのです。お客さんたちはジュリーマニアというだけあって筋金入りのジュリーファンみたいです。ジュリーのコンサートがない期間にジュリーの歌やエッセンスを楽しんでいるのかなって思っていたら、さに非ず。どうやらこの佐藤雅人という方のキャラを楽しんでいるようなのです。
ジュリーさながらに純白のステージ衣装で登場した佐藤さん。似てると言えば似てるのかもしれません。
歌声も高音とかがよく似ています。トークも軽妙で面白い。表情も豊か。とても魅力的。「先日、S生命保険の有績者パーティに呼ばれて、『♪みんな~おなじ~いきているからあ~』と歌ったらかなりうち解けて盛り上がりました」って話す佐藤さん。ああ、そうなんだ。ここに集う人たちはジュリーが好きだけど佐藤さんも好きでここにいるんだと、だんだん解ってきました。ところどころ歌詞に穴が空きます。それでも毎度のことらしく、愛嬌で終わるみたいです。ご本人はひたすら恐縮されていました。
歌詞云々と言われても、あまりメジャーな曲はやりません。さすがは演者も観客もマニアックです。きっとレコードの時代にB面に入っていた曲とか、最近リリースされた曲から選曲されているのでしょう、ちっとやそっと間違ったってマニアってほどじゃない私には皆目解りません。穴が空けばさすがにわかりますが。 アンコールの前に桐生大輔君という若手が出てきて「♪やめろっといわれても~」と、西城秀樹のナンバーを熱唱してくれました。
さすが、若いだけあってアクションにキレがあり、思わず「おおっ」。この日が初ステージだとかで、よく見ると手が震えているのです。なんと初々しいこと。可愛いことうんうん、妙齢のお姐さまがたが氷川きよしを応援する心境がわかる気がしました。
佐藤ジュリーの最後の歌はお馴染み勝手にしやがれ。会場みんなで「あああ~ 」のところで、両手で壁塗り。お世話してくださったTさん、有り難うございます。 楽しいクリスマスの夜でした。日常を離れてこんな時間もいいな な~んて言いながら、よい気分も束の間。翌朝早く起きて鹿島神宮へ行かなければならない私なのでした。
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Last updated
2009年12月29日 03時28分33秒
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