普段、仕事の関係で若い方々とお会いし、また編集担当者と画家といういわばパートナーとして若い方と一緒に仕事をすることはめずらしくない。私が年をとるにしたがって、反比例してパートナーは次第に若くなってゆく。
けれども、仕事以外となると、私が若い方々にお会いすることはほとんどない。絶無とはいわないが、友人とは異なる立ち話ていどの一過性の出会いである。社交の輪というのは、むしろジェネレーション・ギャップがあるものだ。
そんなわけだから、私はこの1年半ばかりの間に、ネットを通じて若い方々と話をするようになったことを面白がっている。話をするだけではない。アマチュアとして、あるいはセミ・プロとして美術的創作をしている方々が、自作を私にプレゼントしてくださる。こういう経験は、まったく初めてのことだ。
私は私なりにアンテナを張り巡らして、美術の動向を見ているけれども、プレゼントされた作品は、そのアンテナが取りのがしていた作品ということになる。正規の美術教育を受けていない、したがってもし美術に王道があるとすれば、そこからは1歩も2歩もかけ離れてはいるかもしれないのだが、それだけに却って私には新鮮に感じるのである。
プレゼントされた作品は、作者が承諾したものに限って、このブログの《お客様の投稿作品展示室》に掲載させていただいている。現在、大阪在住の良次さんの作品を展示している。
先日、ネット友達として初めて御会いしたシルフさんも、自作のコラージュ作品を1点プレゼントしてくださった。彼のコラージュ作品を掲載しているブログは、ファンも多い。私は実物を拝見して、その繊細な仕事ぶりに大いに好意を持った。そのことはすでに過日の日記で述べた。
そして今日、やはりネット友達のglamさんから、沢山の写真作品をプレゼントされた。作品をプレゼントしてくださると言うので、それならと、私は無遠慮にもいくつかの希望を申し出た。それは、glamさんの作品をweb上で見るより、きっと良くするであろうと思ったことだ。どうやらglamさんは、ディジタル・カメラではなくアナログ・カメラを使用していると見たので、ぜひ紙焼き(印画紙使用)にしてほしいこと、また、キャビネ判以上の大きさにしてほしい、と。
届いた写真は、私の希望どおりにして下さっていた。贈り主に対して注文をつける厚かましさに呆れたことだろうが、しかし、私の思ったとおり、作品はずっと素晴らしい仕上がりになっていた。
シルフさんとglamさんの作品を《お客様の投稿作品展示室》に掲載しますので、どうぞご覧になってください。私の若き友人たちの作品です。
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Last updated
Dec 6, 2006 12:55:22 AM
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