先日、正月の松飾りをあつめて御焚き上げする「どんど焼き(左義長)」にふれた。私は44年間、東京に住んでいるが、その行事を見聞したことがない、と。
12日の朝日新聞に次のような見出しの記事が載っていた(須藤龍也氏記)。〈「どんど焼き」体験を 風習なかった立川市砂川地区〉
それによると、どうやら立川市北部の砂川地区にはこの風習がなかったらしい。同市第九小学校の兒嶋校長が、児童に「どんど焼き」の話をしたところ、ほとんどの児童がしらなかったそうである。
そこで兒嶋校長は、正月をしめくくる伝統行事とされる「どんど焼き」を、学区を超えて経験させたいと考え、ひろく呼びかけて、今日13日午後3時(間もなくである)に立川市上砂川町2丁目の同小学校校庭で、「最初で最後」のどんど焼きがおこなわれることになったという。
ちなみに、同記事によると、立川市南部には「塞の神」の名でおこなわれていた記録があるそうだ。北部ではまったく行われなかったと断定することはできないが、さほど広くない地域で節季行事の風習に違いがあるのは興味深い。
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Last updated
Jan 13, 2008 01:17:52 PM
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