オリンピック、女子ソフトボール決勝戦、日本対アメリカ、なんと3対1で大勝利。金メダル!
女子ソフトボールがオリンピック競技種目となって以来、3連覇を誇ってきたアメリカ・チームは当然のごとく4連覇すべく今回も8戦全勝でたちあがってきた。かたや日本チームは過去、銀・銅のメダルは獲得していたが、金メダルには手がとどかないで来た。それだけに金メダル獲得はまさに悲願であっただろう。
決勝戦。昨日の2試合で計318球を投げていた上野由岐子投手は、その疲労が心配されていたようだが、その懸念は無駄であった。落着いた投球は終始かわらず、球威もまたすばらしかった。守備陣は、初回ややもたつき満塁のピンチとなったが、それも無事しのぐと、次からは上野投手をよくささえ、最終回の7回裏の守りはサード西山の目をみはるようなファイン・プレーと返してファーストのナイス・キャッチで歓喜の勝利となったのだった。
簡単に手に入れた勝利ではなかった。ということは、見ているほうとしては、こんな面白い試合はめったにない。わたしは存分に堪能した。
グラウンドで選手達が歓喜にわいているのを、NHKの解説者として招かれていた元監督・宇津木さんが、顔は映らないのだが声が泣いていた。あの冷静な低い声の宇津木さんが、しゃくりあげるかのように声が高くなるので、オリンピック・チームに掛けられた期待がいかに重圧となってのしかかっているかが伝わってくるのだった。
すばらしい金メダル!
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